イタリア旅行

アルプス山脈をミラノから日帰りで楽しむ

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ヨーロッパ中央部にまたがるアルプス山脈。フランス、スイス、オーストリア、そしてイタリアとまたがり、長さ1200キロにも渡る大山脈ですが、ミラノから日帰りで楽しむことが出来るんです。

 

今回は私のお気に入りの場所であり、ミラノから車で1時間~2時間程で気軽に行けるアルプス山脈の「Zambla ザンブラ峠(とうげ)」をご紹介します。

 

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アルプス山脈にあるザンブラ峠とは?

ザンブラ峠を歩いた時に見える景色ザンブラ峠は、アルプス山脈の次の4つの山々から囲まれています。

・Monte Alben アルベン山
・Monte Arera アレラ山
・Monte Grem グレム山
・Monte Menna メンナ山

 

地図を見てみると、辺り一面緑色で山々に囲まれているのがよく分かります。ミラノ市内からは約60km~90km程の距離。

 

クネクネした山道を登っていくことになるので、車での移動が必須です。標高1264メートルまで登っていきます。

 

 

私たち家族は夏に訪れることが多いのですが、ザンブラ峠は夏の暑い時期になるとお年寄りや家族ずれのたくさんの人たちで賑わいます。街中は暑いので、多くの人が山や海の避暑地へ移動するんですね。

 

 

時には祖父母と孫だけで数日来ているようなケースも。日本人の感覚からしたら驚きかもしれませんが、イタリアの子育てでは祖父母と孫だけで数日旅行に行くのは当たり前の光景だったりします。

 

 

山々に囲まれているというだけあり、都会とは違いゆっくりとした時間が流れます。空気も澄み切っていて、美しい景色を眺めながら歩くだけで本当に癒される。

 

 

レストランでは北イタリアを代表する食べ物、Polenta(ポレンタ)と呼ばれるトウモロコシの粉を使った郷土料理を食べてみましょう。チーズがかかっているもの、肉入りの物など色々な種類があります。

 

土日になると外の広場で音楽が流れ、みんながフォークダンスを踊ったりする姿も。お年寄りの夫婦が寄り添ってフォークダンスする姿にほっこり。イタリア人の夫婦は歳をとってもいつまでも仲の良い夫婦が多く理想的です。

 

 

アルプス山脈のアレラ山から見える景色

空を身近に感じられるアレラ山登山アルプス山脈ということで、せっかくなので山登りも楽しみたいところ。私たち家族は夫の友人と共にMonte Arera アレラ山に登ることに。標高2000メートルにある山小屋を目指します。さすが標高が高いだけあって、空がすごく近い!

 

赤ちゃん連れの山登りには登山用ベビーキャリアが大活躍。

 

山の天気は本当に変わりやすいので、天気予報が晴れだったとしても、念のため風よけパーカーやレインコートを持っていくといいですね。

 

空は大きな雲で覆われてしまいましたが、なんとか雨も降らずに無事山小屋に到着。

アレラ山の山小屋

山小屋では昼食やデザートを食べることができます。山小屋での飲食も山登りの際の楽しみのひとつ。

 

前日降った雨の水たまりでさえ、美しい雲と空が映り込み、とても素敵な空間が…。

アレラ山の水たまりに映し出される美しい雲

標高2000メートルからの景色は、日頃の疲れなんかもすべて吹き飛ぶ程の絶景です。こんな美しい景色を眺めていると、自分の悩みもちっぽけに感じますね。

 

アルプス山脈にある植物で作られた大聖堂へ

植物で作られた大聖堂アルプス山脈のザンブラ峠に訪れたら、ぜひとも訪れて欲しい場所があります。その名も「Cattedrale Vegetale カテドラル ベジタレ」。日本語に訳すと「植物でできた大聖堂」。その名の通り地元の木々で作られた大聖堂を見ることができます。

 

 

なんだかジブリの世界にでも出てきそうな景色じゃないですか?植物で大聖堂を作ろうという発想自体が私には到底考え付かないようなものなので、驚きと感動の気持ちで包まれます。

 

この大聖堂が作られた目的は、人々に自然を見つめなおすきっかけを与えたいからだそう。今の私たち人間にとってすごく大切な考え。当たり前のように使っている紙や水など自然がなければ私たちの生活は成り立たないですもんね。

 

自然を楽しむことはもちろん、自然と人間との関わり方まで見つめなおすことのできるザンブラ峠。ぜひ一度訪れて欲しい場所です。

 

まとめ

アルプス山脈にあるザンブラ峠イタリアの絶景アルプス山脈は、素晴らしい景色を私たちに与えてくれるとともに、自然の偉大さや大切さを教えてくれるとても貴重な場所。

 

自分は自然からできたものを日頃無駄遣いしていないかな?と考えるきっかけももらえました。私たちにとってかけがえのない自然、大事にしながら生きていきたいものです。

 

あなたは自然を大切に毎日を過ごしていますか?

 


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