育児

イタリアと日本の子育ての違いには驚きがいっぱい

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突然ですが、イタリアではどんな風に子育てをしているか想像できますか?

 

私は娘が約5ヶ月の頃からイタリアでの子育てが始まったのですが、この1年間は日本との子育ての違いでまぁ驚くことだらけでした。

 

日本では当たり前なのに、イタリアではそれが当たり前でない。そんなことも多々ありました。

 

これからイタリアで子育てをすることになるあなた。今回は私がイタリアの子育てで実際に驚いた日本との違いをいくつかご紹介します。どんな違いがあるのか先に知っておくだけでもカルチャーショックは少なくすみますので、ぜひ読んでみて下さい。

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イタリアと日本の子育ての違い。

まず、最初に子育ての違いで驚いたのが、イタリアではおじいちゃんおばあちゃんが子育てに大活躍しているということ。

 

イタリアの公園や街中を歩いていると、両親ではなく、おじいちゃんおばあちゃんがベビーカーをひいて孫を連れて歩いている姿をよく目にします。

 

イタリアは両親共働きが当たり前(給料が低いので共働きじゃないとやっていけないのが理由だとか)。共働きの夫婦は大抵子どもを保育園や幼稚園に入れますが、フルタイムで働いていたら、どうしても祖父母の助けが必要になります。

 

日本でもおじいちゃんおばあちゃんに孫を預けることもありますが、イタリア程多くはないのではないでしょうか?

 

次に驚いたこと。それは、フランスなどの他のヨーロッパの国も同じようですが、イタリアでは赤ちゃんの頃から子ども一人で子ども部屋で寝かせるということ。

 

日本だとすごく小さい子は危ないのでベビーベッドで寝かせますが、ある程度成長してきたら、親子川の字で寝るのが理想だったりしますよね?

 

ヨーロッパでは子どもを早くから自立させる為、1人で子ども部屋で寝かせるのだとか。最初は大泣きしても、徐々に慣れるから大丈夫らしいです。そのやり方は小さい子どもにとって本当に自立の助けになるのかな?と個人的に疑問に思い、いまだ試してみる決心もつかず、まだ私たち親子は一緒の部屋で寝ています。

 

そしてさらに驚いたこと。それは、友人や家族と出かける時子どもは両親のタイムテーブルに合わせるということ。

 

以前、イタリアでは休日に家族や友達と過ごすことが多々あると述べましたが、それは子どもがいても同じです。イタリアの夕食時間は日本と比べると少し遅いので、友人とレストランに出かけると20時30分スタートとかざらにあるんです。そして終わるのは23時とか。

 

小さな子どもがいる両親も子どもを連れてきて、子どもは親が帰る時に一緒に帰ります。日本だったら小さなこどもがいたら、子ども優先で先に帰ったり、昼間に集まるようアレンジしたりしますよね?イタリアでももちろん遅くなりすぎる時は先に帰りますが、基本は両親に子どもが合わせる感じ。

 

日本人的に何でも子ども優先という考え方はイタリア人にはない様子。イタリアに住み始めて早1年以上たちますが、この点に関してはいまだしっくりこない場合があります。

 

また、外出する時子どもを一緒に連れてくるかわりに、おじいちゃんおばあちゃんに預けて出かけるということも多いです。最初に述べたようにおじいちゃんおばあちゃんが大活躍している国なので、小さな子どもでも預けて出かけるのが当たり前なんですね。

 

ある晩友人宅で小さなパーティがあった際、赤ちゃんが生まれて1週間くらいの女性が参加していたんです。赤ちゃんは両親に預けてきたと言っていました。もちろん2〜3時間くらいの短時間なので問題はないようですが、私にとっては衝撃的でした。まだ赤ちゃんを産んだばかりなのに…そしてお母さんの身体もまだ万全じゃないだろうに…と勝手に心配してみたり。

 

まあでもイタリアでは、赤ちゃんは生まれたその日から、病院内だったら面会に来た他の人にも会って良いし、母親も体に問題がなければ2〜3日で退院します。そもそも出産から日本とは全然考え方が違うというわけですね。

 

そして、もう一1つ日本人だったらえぇー!!!!!となるだろう私がとても驚いた話。

 

夫の友人夫婦には私の娘より少し小さい1歳半ほどの子どもがいます。その子を冬1か月程おじいちゃんおばあちゃんと海で過ごさせるらしいのです!※両親抜きですよ!!!
友人夫婦は仕事が休みの週末だけ子どもに会いにいくのだとか。

 

子どもが幼稚園や小学生ぐらいになっていたら私も理解できますが、まだ1歳半の子ども…

 

私には考えられない!!

 

と思ったのですが、私のイタリア人夫は言いました。イタリアでは当たり前だよと。両親もずっと一緒にいれないのに、何のために子どもを海へやるのか尋ねてみたところ、子どもにとって空気が良く体にいいからとのこと。そしておじいちゃんおばあちゃんも孫と過ごせてとても嬉しいからと。なるほど、そういう考え方なのか…と納得させられました。

 

というのも、特に仕事をリタイアしているおじいちゃんおばあちゃんは、孫と過ごすのを本当に楽しみにしています。私の義理の両親も私の娘と過ごすときは、本当に生き生きとしていて、たくさんのエネルギーを充電できているよう。もちろん私の娘も一緒に遊んでくれるそんなおじいちゃんおばあちゃんが大好き。どちらにとっても良いことばかりですもんね。

 

ちなみに、私はイタリアに来て半年程は義理の両親と住み、その後私たち家族だけで住み始めました。義理両親から、ディナーなどに出かけたければいつでも子どもを預けにきなさいと言われても、当初は「自分たちが楽しむだけに子どもを預けて出かけるなんてありえない!!!」という大半の日本人が感じるであろう考え方でした。

 

しかし、現在はみんなが幸せならそれでいいか!という柔軟な考えを持てるようになりました。義理両親も娘も一緒に過ごすのがとても嬉しそうだし、私も自分の時間も大切にでき、心にも以前より余裕ができた気がします。

まとめ

イタリアと日本の子育ての違いをいくつかご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?日本と全然違っていて面白かったのではないでしょうか?

 

イタリアと日本、子育ての方法にどちらが正しいということはもちろんないです。正解は必ずしも1つじゃないですしね。私もいまだ試行錯誤しながら子育てをしていますが、どんな場所にいても、子どもにとって何が1番良いのか?を考えながら子育てをするのが大切なのかなと思います。

 

そして、子育てに追われてちょっと疲れているなら、信頼できる家族や友人に子どもを少し預けて、リラックスしてみるのもいいかもしれませんね^^

 

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