育児

海外での子どもの食生活で大切にしたいこと

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海外で子育てをしていると必ず直面する子どもの食生活問題。国によっては手に入る食材も違います。日本と同様の食事を与えることができないというジレンマを抱えたことのある親御さんもいるのではないでしょうか。

 

私の現在住むイタリアでも、日常でよく食べられる食材は日本と全く違います。そもそも離乳食の始まりから日本との食材の違いが多く、戸惑いばかりでした。イタリアでの離乳食の進め方を知りたい場合は「イタリアの離乳食の進め方は?~イタリアでは1歳からピザ?~」をご覧ください^^

 

今回は離乳食に引き続き、海外での子どもの食生活のあり方について考えてみたいと思います。海外で子どもを育てる上で、食生活ではどのようなことが大切になってくるのでしょうか?

 

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海外での子どもの食生活で大切にしたいこと

先日、親戚同士でピザを食べる機会がありました。イタリア人の夫の意見としてはもうピザも娘に与えてよいのではないか?とのこと。娘は現在約1歳10ヶ月。きっと日本人ならそんなに早くからピザ??とびっくりしますよね。

 

でもイタリアではごく自然の事。1歳から基本的には大人と同じものを食べさせて良いのですから。私が日本の食文化に誇りを持っているように、イタリア人は彼ら自身の食文化にとても誇りを持っています。その為、子どもの食生活では、全てを日本の食文化に当てはめることはできません。時には住んでいる土地の食文化を受け入れることが必要なんです。

 

私も娘が1歳になりたての頃はピザは油っこいし、味付けも濃いめだからとなるべく食べさせるのを避けてきました。しかし、今回は話し合い、納得し、夫の意見を受け入れて食べさせることに。

 

そもそもイタリアと日本では食の始まり、離乳食からいくつもの違いがありました。私が1歳頃から大人と同じ食べ物を子どもにあげることに驚いたのとは逆に、イタリア人の夫からしてみると、日本式の離乳食の進め方は少し厳しすぎると最初感じたそうです。きっとイタリア人の大半が私の夫と同じような意見を持っていることと思います。食べ物の固さや大きさを年齢によって変えたり、野菜、タンパク質、炭水化物の一食辺りの量をきちんと計ってあげているイタリア人ママなんてほとんどいないでしょうからね。

 

しかし、日本式の離乳食のやり方をしたおかげで、娘は今のところ基本野菜も肉も魚も好き嫌いすることなく食べてくれています。その姿を見て、夫も日本の離乳食の進め方の大切さを改めて理解してくれたようです。お互いの国の食文化を理解しあうって外国での子どもの食生活において本当に大事なことなんですよね。

 

ただ、どうしても受け入れられない部分も出てくることがあります。例えば、私は朝ごはんに甘いものをあげるというイタリアの食文化を子どもに習慣づけたくない。その為夫とお互いが納得するまでとことん話し合いました。結果、イタリアに住んでいても娘の朝食は日本式であげています。

 

他にも、私はチョコレートをできれば3歳まではあげたくない。日本では3歳まであげないのが理想とも言われていることもあり、子どもにチョコレートをあげていないと言っても特に周りから口出しされることはありませんよね?イタリアは違います。私は夫も賛成してくれている為、2歳になった娘にまだチョコレートをあげていないのですが、周りのイタリア人には相当驚かれます。

 

アレルギーでもあるの?と質問されたり、もうあげてもいいんじゃない?とお節介を言われたり。これらの質問がしんどく感じることもあるのですが(あまりに皆から言われる為)、それでも娘のことを第一に、親である私たちが良いと感じたタイミングでチョコレートもあげたいと考えています。

 

それからイタリアで生活しているからこそ気づいたのですが、日本にいる時より太っている子どもをよく見かける気がします。これは確実に日頃の食生活が大きく影響しているのではないかと個人的に感じています。というのも、イタリアでは子どもが欲しがったらもう少しなら…とお菓子等を両親や祖父母があまり制限せずにあげている光景をよく目にするから。

 

子どもは嬉しいでしょうが、子どもが好きなものを好きなだけ与えていては健康の為に決して良くありませんよね?もちろん全くあげないという訳ではないですが、そこは親がある程度限度を決めるなどしてしっかりと管理してあげるのも大切なのではないか?と海外で暮らしてみて改めて思います。

まとめ

今回は海外での子どもの食生活を考える上で、どのようなことが大切かお話してきました。イタリアも日本もそれぞれ素晴らしい食文化を持った国。どちらの国の食文化も尊重しつつ、子どもの健康を一番に考えてあげられたら最高だと思います。

 

とは言うものの、実は今まで娘がよく食べていた野菜を最近イヤイヤ言い出し若干困っています。それでも、工夫して調理法を変え食べてくれた時の感動は計り知れないものです。子どもの食生活を考えながら自分も成長していければと思います。

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