イタリア生活

結婚記念日を大切にしていますか?

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「結婚記念日を大切にしていますか?」

 

この問いかけにドキッとしたかもしれませんね。

 

日本ではテレビ等で「うちの夫は記念日とかは覚えていない。」なんていう女性の声をよく聞きますが、あなたの家庭はどうですか?

 

先日イタリアの義理父母の結婚記念日だったのですが、イタリア人は記念日をとても大事にする国民だと感じた一日でした。どのような姿を見てそう感じたのか詳しくお話ししますので、記念日を疎かにしがちな人がいたら、ぜひとも続けて読んでみて下さい。

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結婚記念日を大切にしていますか?

先日イタリアの義理父母の結婚記念日だった訳なのですが、当日一緒に過ごしていると、彼らの携帯電話がひきりなしに鳴り響いていました。

 

電話の相手は友人だったり、家族だったり、親戚だったり…。皆がAuguri!(おめでとう!)やBuon anniversario!(記念日おめでとう!)といったお祝いの言葉を言うために電話してきています。

 

えっ、イタリア人てみんな友人や親せきの結婚記念日まで覚えているの?すごい…。

 

これが私の率直な感想でした。

 

私も日本の父母の結婚記念日は覚えていますが、姉たちの結婚記念日と言われると、何周年か正確に覚えているかは怪しいところ…。ましてや友人の結婚記念日はどうでしょう?結婚式に参加しても、その後毎年おめでとうの言葉をかけることはほとんどない気がします。

 

イタリアでは結婚記念日のみならず、誕生日、聖名の祝日(イタリアでは一年を通し、毎日それぞれ守護聖人の名前が決められています。自分と同じ守護聖人の名前の日が、その人にとっての聖名の祝日となるのです。)と記念日全てにおいて親戚や友人をも祝福します。

 

これって簡単そうだけど、意外にできないですよね。イタリア人のこの行動は「人とのつながりを大事にしているから」こそ出来る行為だよなぁと改めて感心させられました。家族や親戚、友人といった周りの人々を気にかけ行動する。だからこそ、自分にもそれが返ってくる。幸せがどんどん連鎖していっているような気がします。是非とも見習いたいところです。

 

さて、義理父母の結婚記念日ですが、翌日に義理父母&子どもたち夫婦が全員集まり食事をすることとなりました。(当日は皆の予定が合わず家族全員で会うことはできなかったのです…。)皆近くに住んでいるからこそできることですが、子どもが大きくなっても毎年家族全員で結婚記念日をお祝いできるってすごく幸せなことですね。

 

更に、義理父は母が新しいものを見るのが好きという理由から一緒にスペインへ行く航空券をプレゼント。これまた心を打たれました。彼らは結婚43年経つのですが、それでも相手の好きなもの毎年考え贈っているのです。こんな風に長年経っても相手の幸せを考えてあげられるって素敵だと思いませんか?

 

もちろん海外旅行でなくても、レストランに一緒に食事に行くのも良い、美味しい料理を準備し家でお祝いするのも良い、花束を購入するのも良い、それらが難しいのであればおめでとうを言うだけでも良いと思うんです。相手を思う気持ちを忘れないでいること、それが大事。

 

まとめ

イタリアの義理父母の結婚記念日から様々なことを考えさせられた私ですが、日本で暮らしていたらこのような気づきは一生なかったかもしれません。そんな思いからこの記事をあなたにもシェアさせて頂きました。

 

日々生活していると、相手がいることが当たり前になり、ありがたみも薄れてしまいがちです。結婚記念日をうっかり忘れてしまったなんて経験をしたことがある人もいるかもしれません。

 

そんな時は結婚した当初の気持ちを思い出し、一年に一度のこの結婚記念日を「ありがとう」や「おめでとう」といった感謝やお祝いの言葉と共に、大切にお祝いしてみてはいかがでしょうか?

 

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