イタリアを旅行する時に気になることの1つ。それは、イタリアの水道水って飲めるの?ということ。
日本では水道水は問題なく飲めますが、国によっては水道水はお腹を壊すので絶対にミネラルウォーターを購入するよう勧められますよね。イタリアの水道水はどうでしょう?
私はミラノに住んでいますが、水道水は普通に飲めます。大抵の人はそのまま飲んだり、料理に使ったりしています。私の娘の通う幼稚園でも子供たちは水道水を飲んでいます。
ただ、イタリアの水は日本の水とは異なります。というのも、イタリアの水は硬水なのです。
これから、日本の水とイタリアの水にはどのような違いがあるのか、また水道水を飲むのは正直心配というあなたの為に、日本の軟水に近いお勧めのミネラルウォーターをご紹介します。
イタリアの水は硬水
日本の水とイタリアの水は硬度が違います。硬度とは、水の中に含まれるカルシウムとマグネシウムの量のこと。
日本の水は一般的に軟水と言われています。なぜかというと、水に含まれるカルシウムやマグネシウムの量が少ないから。一方で、イタリアの水は一般的に硬水と言われています。イタリアの水にはカルシウムやマグネシウムの量が多いんですね。
また、イタリアの水道水には石灰が多く含まれています。分かりやすく説明すると、イタリアの水道水を蛇口から出すと白っぽく濁っているんです。
お湯を沸かすと、白い沈殿物が浮いてくるなんて光景もよく目にします。私もイタリアで生活し始めた際、娘のほ乳瓶を毎日洗って乾かしていたら、次の日にはほ乳瓶の中に真っ白い粉が残っていたのにびっくりしたのを思い出します。
胃の弱い人は、ヨーロッパ旅行で日本の軟水から硬水に変わったせいでお腹を壊してしまったなんて話もよく聞きます。でも大丈夫。イタリアでも日本同様の軟水のミネラルウォーターも手に入ります。
イタリアで購入できるお勧めの軟水ミネラルウォーター
日本のように軟水のミネラルウォーターで有名なのが「Sant’Anna サンタンナ」。
私も娘が5か月の時にイタリアにきたので、できるだけ日本に近い水でミルクを作ってあげたいと、サンタンナをよく利用していました。
ちなみに、イタリアで硬度が高いか低いかをチェックしたい場合は、「Residuo fisso」と書かれている欄を見てみれば良いです。
この「Residuo fisso」は正確に訳すと「蒸発残留物」といいます。水を蒸発させた際、どれぐらいのミネラル成分(カルシウム、マグネシウム、ナトリウム等)が残っているか調べるんです。
水を蒸発した際、残留物が多いもの=硬度の高いものとなるわけです。ですので、イタリアで硬度の低い水を選びたい場合は、「Residuo fisso」の数値の低いものを選べばいいという訳。ちなみにサンタンナのResiduo fissoは22とかなり低め。
・Nestle VERA(ネスレ ヴェラ)→162
・SAN BENEDETTO(サンベネデット)→264
これらの水も硬度低めだよ。
イタリアで日本のような軟水が欲しい場合は、ぜひチェックしてみて下さいね。
イタリアでのミネラルウォーターの購入方法
イタリアではバールやスーパーで水を購入することができます。スーパーでは6本入りなどのパックで売っていることもありますが、1本単位で購入できるので、好きな本数レジに持って行けばOK。
購入する際注意してほしいのが、ミネラルウォーターには炭酸入りの物も売られているということ。ラベルに炭酸なし=NATURALE、炭酸あり=FRIZZANTEのどちらかが記入されているので、好きな方を選びましょう。
また、イタリアのレストランでは日本のように水は無料で出てきません。水が欲しい場合には炭酸なしかありを選び注文してくださいね。
まとめ
イタリアの水道水とお勧めの軟水ミネラルウォーターをご紹介してきましが、いかがでしたか?
私はイタリアで住み始めた際、娘が小さかったこともあり、ミネラルウォーターを購入するのでさえ悩み色々と調べました。
今でこそ水道水も普通に使いますが、初めてイタリア旅行に来る際は不安になりますよね。この記事があなたの少しでもお役に立てば嬉しいです。
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