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イタリアで雪山登山初体験!山小屋での豪華ディナー付。

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あなたは今までに雪山登山をしたことがありますか?私は九州の宮崎県出身。地元ではほとんど雪が降ることもなく、今までの人生の中で雪山登山はもちろん、スキーやスノーボードといったウィンタースポーツさえも経験したことがありませんでした。

 

そんな雪山超初心者の私が、先日イタリアのAlpi Orobie(アルピ・オロビエ)と呼ばれる山で初めて雪山を登ってきたんです!しかも、雪山を登った後はとっておきのディナー体験。今までイタリアで色々な体験をしてきましたが、その中でもトップレベルのすごく興味深い体験でした。どんなものか気になりませんか?この記事を読んで頂くと、きっとあなたもイタリアで雪山登山してみたくなることと思います。

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イタリアでの雪山登山はどんなもの?

今回雪山登山をしたAlpi Orobie(アルピ・オロビエ)は、ミラノから車で2時間ほどの場所に位置します。

このアルピ・オロビエにはRifugio Vodala(リフジォ・ヴォダラ)という名の山小屋があるのですが、今回はその山小屋を目指して約1時間ほど雪山を登ります。

 

雪道を登っていくため、まずはチャスポレと呼ばれる日本で言うかんじき(雪の上を歩くとき、滑ったりしないよう靴の下につけるもの)を装着します。スキーが好きな人は見たことがあるんじゃないでしょうか?持っていない人は1人7ユーロでレンタルします。

 

準備ができたらいざ出発!今回は友人20名程と参加。去年参加した友人がすごく楽しかったということから、皆に声をかけると、この人数が集まったんです。イタリア人、みんな楽しいこと大好きです!山小屋でのディナーが20時過ぎに始まる為、19時前から登り始めます。雪山はとても寒いので、皆きちんとを防寒着を装着しライトも持参。

 

私はというと、もちろん雪山用の服なんて持っておらず。スポーツショップで購入しました。イタリア人の服のサイズは身長155㎝の私には大きすぎるので、私が購入したのは12歳用(笑)。

 

子どもと一緒に行く人や、雪道を歩くのはちょっと…という人は、イタリア語で「gatto delle nevi(ガット・デレ・ネヴィ)」と呼ばれる雪上車で登ることもできます。

 

雪の山道は明かりなどほとんどなく、辺りは真っ暗。写真に白い線が入っているの見えますか?雪が降っているのです。

歩いて山小屋まで行く場合は、特にガイドなどいません。自分たちで山小屋まで辿りつく必要があるので、道を知っている人がいると安心ですね。真っ暗な中1時間山道を歩くのは、もちろん多少のきつさはあります。ただ、雪の中を歩くのでとても神秘的な感じがし、全然苦になりません。

 

予定通り1時間ほど雪山を登ると山小屋に到着。着替えを済ませたら(歩いて登る場合は汗をかくので、みな着替えを準備してきています。)、アペリティボと呼ばれる食前酒と軽食のスタートです。

 

ディナー用の席もグループごとにおしゃれに用意されています。

 

ディナーでは山小屋自家製の料理を楽しめます。1皿目はCasoncelli(カソンチェッリ)と呼ばれるパスタ。ラビオリ(肉や野菜の詰め物入りのパスタ)の一種です。

 

そして2皿目。

手前右にある黄色い食べ物がPolenta(ポレンタ)と呼ばれる北イタリアで有名な料理。トウモロコシの粉に水またはスープを加え、火にかけ練り上げます。ポレンタの左にあるのがBrasato(ブラザート)と呼ばれるとろ火で煮込んだ牛肉になります。その他チーズやソーセージもついていました。

 

イタリアではベジタリアン(肉や魚などの動物性食品を取らず、野菜やイモや豆などの植物性食品を取る人)がけっこういるのですが、予約の際にその旨を伝えておくと、ベジタリアンメニューも準備してくれていました。※写真は2人前ですがすごく豪華ですね。

 

今回のディナーには100名以上のお客さんがいたのですが、食事の途中で歌やダンスも入り、皆が1つになり同じ空間を楽しんでいました。動画を見てもらうと雰囲気が伝わるでしょうか?

 

最終的にディナーが終わったのは深夜0時。そこからまた皆で下山します。えっ、0時から自分たちの足で下山するの?と思ったあなた。私も初めそう思いました。しかし、この下山こそも楽しめるアクティビティの1つなのです。というのも、お尻がぬれないようにプラスチック製のちりとりのようなものを皆持ってきており、それを敷き滑って降りるんです。(中には歩く人もいます。)さすが、最後までしっかりと雪山を楽しみます。

 

この特別な山小屋でのディナー、値段は1人30ユーロ。こんな特別な体験ができることを考えたらとても安いですよね。夫と私は住んでいるところが少し遠かったため、下山した後はホテルに泊まり、翌日昼間の雪景色も楽しみました。昼間の雪景色がまた絶景でしたので、その様子はまた次回ご紹介します。

まとめ

今回は雪山登山での特別な体験をご紹介してきました。きっとあなたも同じような体験をしたいと感じて頂けたのではないでしょうか?海外旅行の場合は自分たちで個人的に雪山に行くというのは少し難しいと思うので、ツアーでこのような企画があれば絶対に一生の思い出になるのに!と個人的に考えてしまいました。何か良い方法がないか考えてみたいものです。

 

ちなみに、日本でもこのような山小屋でのディナーなどの体験ってできるものなのですか?私は日本で山登りをあまりしたことがなく全然詳しくないので、もし詳しい方いらっしゃいましたら、ぜひぜひ教えてください^^

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