イタリア生活

ミラノサローネ2018に感動!

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インテリアやファッションの好きなあなたなら一度はミラノサローネという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

ミラノサローネは毎年4月に1週間程ミラノで開催されるのですが、今年2018年はまさに今4月17日(火)~4月22日(日)まで行われています。

 

私も友人に勧められて実際に訪れてきたのですが、期待以上に見どころが多く、感動しっぱなしでした!

 

今回は、私が心を打たれた作品と共にミラノサローネの様子をご紹介します。

 

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ミラノサローネ2018に感動!

ミラノサローネは大きく2つの会場に分かれています。まず、ミラノ郊外にあるRho Fieraで行われるI SALONI(イ・サローニ)。イ・サローニでは家具が中心となり展示されるのですが、基本的に業界関係者が対象となっているそう。土日は一般にも公開されますが、入場料35ユーロが必要。

 

一方、私が行ったのはミラノ市内で行われているFUORI SALONE(フォーリ・サローネ)日本語に訳すと「サローネの外」という意味になるのですが、外と言う表現はどうかと思うぐらい、心を動かされるような素晴らしい作品が多く展示されていました。どこも無料で見られるのも魅力的なところ。

 

フォーリ・サローネへ行くには、まずは地下鉄で最寄駅Porta Genovaへ。行く際は、行きの際に帰りのチケットもまとめて購入しておくことをお勧めします。帰りにPorta Genovaで購入するとすごく並ぶ可能性があるので。

 

駅に着いたらメインの通りとなるVia Tortonaを目指します。平日の午後にもかかわらず、すでに通りは沢山の人で賑わっていました。

 

色々な展示場でこのような地図(中には地図と概要が書かれてあります)が置いてあるので、ほとんど下調べをしていなかった私でも見たい展示場を簡単に見つけることが出来ました。

 

各展示場本当に個性豊かな作品が並びます。洗練された家具、テクノロジーの最先端をいくような機械、車、芸術的な作品等内容も様々。

 

壁いっぱいに広がる白いキャンバスに、訪れた人が自由にデザインやメッセージを残すことができる場所も。

 

外を歩きながら展示場を回るのですが、無料のジュースが配られていました。私が訪れた日はミラノは日中の気温が26度まで上昇し暑かったのでとてもありがたかった~。

 

日本人の展示品のたくさんある会場(Via Tortona 31)に到着しました。友人がお勧めしていたNENDOもここに!と思ったら、皆会場に入るのに係員に紙や携帯を見せているではないですか!これは予約券が必要だったのか?とショックを受け、どうにかならないものかと少し悩みました。

 

しかし、よくよく観察してみると皆入口の前で携帯をいじっている。入り口でも登録ができている!良かった~(泣)予約券ではなく、この会場を主催しているSuperstudioというグループに登録する必要があったんですね。

 

早速会場に入ってみると、お目当てのNENDOは大人気のようで既に長蛇の列。もちろん私も並びます。

NENDOは東京とミラノを拠点とし、建築やインテリア等様々なものを手掛けるデザインオフィスとのこと。

 

実際に中に入り展示品を見てみると、低摩擦素材で作ったというジュエリーケースや、光や人に反応するというブラインド、時の流れを操作した砂時計等、私には到底考えつかないような独創的なアイデアの美しい作品ばかり。

 

出口近くにはガチャガチャが!中に英語のメッセージ付きの可愛らしいフィギアが入っているようですが、私が行った時には残念ながら全て売り切れ。

 

飾られていたフィギアの1つ。

次のような英語の文章が一緒に書かれてありました。

 

The shadow is sometimes brighter than the light.
影は時に光より輝く。

 

深い…。

 

NENDOの他にも日本の企業がたくさん出展していました。こちらは日本の伝統的な作品が展示されている「匠」のブース。

 

福岡から来たという畳を扱うイケヒコ・コーポレーション。

畳、懐かしい!!日本に居ると畳のある家を見つけるのは結構容易ですよね?海外では畳の部屋付きなんてそうそう見つからない。自分で取り付けるしかないんです。将来的に畳の部屋を作りたいと計画している我が家。スタッフの方にどんな風にすると良いかアドバイスを聞けて有難かったです。

 

こちらは津軽塗。

繊細で奥の深い色合い。日本の伝統工芸品がこのような形でどんどん海外で認知されていく。良いものには国境なんて関係ないんですね。すごいの一言です。

 

そしてもう1つ感動したもの。それが、河合楽器製作所のクリスタルピアノ。出展タイトルが「Crystal Rain」なのですが、タイトル通りピアノの音に合わせ、雨が降っているかのようにクリスタルの光が流れ落ちるのです。

水上にピアノが置かれている為、流れ落ちるクリスタルの雨が水に映し出され、幻想的な空間が作り上げられていました。時間帯によっては実際にピアニストの方が目の前で演奏してくれるのでお勧めです。

 

自分が思っていた以上に日本企業の作品が多く驚きと共に非常に嬉しく思いました。様々な感動を与えてくれたミラノサローネ。来年の開催がすでに待ち遠しく感じます。

まとめ

今回はミラノサローネ2018に実際に訪れてみて心を打たれた作品をいくつかご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?

 

毎年1週間程の展示期間となるこのミラノサローネ。1週間なんて日常生活の中ではほんの一瞬で過ぎますよね?しかし、この1週間という短い期間中に最高の展示をする為、私には計り知れないほどの並々ならぬ準備や努力をして臨んでいるであろう出展者の方々に本当に尊敬の気持ちで一杯になりました。

 

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