イタリア語の力をもっと伸ばしたい。
イタリアで生活し始め早3年経ちますが、もっとイタリア語力を伸ばしたいという気持ちが強くなってきた為、ミラノで語学学校に4週間通ってきました。
今回通ったのはチェントラーレ駅近くにある語学学校【La Scuola Dante Alighieri】。
学校探しから連絡取りに始まり、4週間の集中コースが無事終了しました。
学校に通ってみた感想ですが、
この学校に通って本当に良かった
心からそう思います。
もちろん良かった点、悪かった点どちらもありますが、総合的にみてとても価値のあるコースでした。
今回は実際に語学学校に通って感じたこと等を詳しくご紹介していきます。
目次
ミラノで語学学校探し
今回探したのはミラノにある私立の語学学校。以前政府の行っている週2回の語学コースに通ったことはあったのですが、短期集中的にイタリア語を伸ばしたいと思い、月~金まで毎日授業のある私立の語学学校をターゲットに。
せっかく高いお金を出して語学学校に通うなら、先生やカリキュラムがしっかりしていて、確実に語学を伸ばせる学校に通いたい。
そんな気持ちを抱きながら、まずはインターネットで「scuola di italiano milano」と検索をかけ、いくつか評判の良い語学学校をピックアップしました。
いくつかピックアップした学校の中から、交通の便も考え学校を選択。
自分には【La Scuola Dante Alighieri】の場所が通いやすかった為、直接電話し、コース日程や料金情報を確認しました。
La Scuola Dante Alighieriのホームページ
http://www.scuoleditaliano.it/milano/corsi-milano/
体験で授業にも参加できるとのことだったので、一度実際に参加することに。
実際に体験授業を受けてみて、授業内容がとてもしっかりていて学べることが多いと感じた為、この学校に決めました。
授業料金を支払い、事前にレベルテストも受け、イタリア語コース開始です。
【La Scuola Dante Alighieri】の良かった点
基本的な文法を徹底的に学べる
今回私が参加したレベルはB1。大きく分けて次の文法を学びました。
・条件法
・補語代名詞
・命令法
・接続法
どれも複雑な文法なのですが、要点を押さえたシンプルな教え方ですごく頭に入ってきやすい。重要なところは反復して練習しました。
今までは実際の生活の中でよく使われていても聞き逃していたのが、授業後は「あっここでこう使うんだ!」と文章の組み立てに集中して聞きとることができるようになりました。
テキストは「NUOVO ESPRESSO」を使用。分かりやすい文章ばかりで初心者でも使いやすい。クラスではA2のテキストを使用。※A2のテキスト内にB1レベルの文法が入っていると学校側が判断し、A2テキストの後半を行いました。
クラスメイトのやる気度が高い
高いお金を払って自分で勉強しようと来ている生徒たちなので、やる気のある生徒が多かったです。分からないことは皆どんどん質問していくし、他の生徒が分からなかったら分かる生徒が手助けをしたりと、すごく良い雰囲気が作られていました。
国籍はメキシコ、ブラジル、中国、ケニア、インド、ロシア、フランス、タイと様々。時期もあるのかもしれませんが、日本人は私一人でした。
事務対応が柔軟でしっかりしている
事務対応は電話応対の時からものすごくしっかりしているという印象でした。語学学校の事務ということで外国人への対応も慣れており、電話でさえも聞き取りやすい。私のした全ての質問にも丁寧に返答してくれました。
また、コース期間中に行けない日が数日あった為何かカバーする方法はないか事前に尋ねたところ、コース開始日より数日前から違うクラスではあるけれど授業に参加OKと柔軟に対応してもらえました。
自分の要望などがある時は遠慮せずに言ってみると良いと思います。
【La Scuola Dante Alighieri】の悪かった点
人数によって受けたいレベルを受けられない
レベルによって午前と午後のコースに分かれています。どのレベルを午前にし午後にするか学校側が決めるので、自分の要望と合わないことも。
実際私は午前のコースを受けたかったのですが、11月は私の受けたいレベルが午後にしかなく、1ヶ月待って受講しました。(12月は受けたいレベルが午前中だった為)
1月に至っては人数不足で次のレベルのコースが開催されない為、クラスメイトの中には同じレベルを重複して行うという生徒もいました。
もちろん繰り返しが悪いという訳ではないですが、高いお金を支払っているのだから、それだったら新しいことを学習したいよなぁと個人的に思ってしまいました。
中にはレベルを1つ飛ばして上のレベルのコースに挑戦する生徒もいましたので、先生と事務スタッフとの相談が必要なようです。
クラスの人数が多め
これはレベルにもよるのかもしれませんが、クラスの人数は15名程と比較的多め。生徒達はどんどん発言していくので、自分から積極的に話そうとしないと、話す機会も少なくなります。
先生は全ての生徒が発言できるようまんべんなく当てますが、それでもクラスの人数が多い場合は自発的に発言していくことが大切です。
授業料金が高い
授業料は正直やはり高いです。私立の語学学校はどこも同じぐらいの金額ではありますが、授業料の他に入学料、テキスト料が必要となります。
私は4週間のコースで合計730ユーロ程支払いました。ただ、長期間になればなるほど割引などもあるので、そこは学校側に確認するのが良いと思います。
金額が高いとはいえ、その分授業内容がしっかりしているので、支払う価値のある金額だと思います。
まとめ
ミラノの語学学校【La Scuola Dante Alighieri】へ通ってみて感じたことを述べてきましたが、私はこの学校に通って大正解だったと感じています。
今まで自分が理解できていなかったイタリア語文法が明確になったことで、モチベーションもあがったし、家での勉強がさらにはかどるようになりました。
ただ学校で学習したことがまだ完ぺきに使いこなせるには至っていないため、もう一度授業でやったことを復習し、実際生活の中で上手く使えるようにしていくことが今の新たな目標です。
もしミラノで語学学校に通おうか迷っているなら、ぜひ一度足を運んでみると良いですよ。
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