海外に住んだことのある人は必ず一度は感じたことがあるでしょう。
日本文化、日本人、日本食が恋しい…
私もイタリアに住み始めて1年以上経ちますが、何度となくこのように日本が恋しくなりました。私の住んでいるミラノには、そんな日本人の為にとても大きな日本人コミュニティがあるんです。その名も北イタリア日本人会。
イタリアに渡った際、日本人の知りあいがほとんどいなかったため、どのようにしたら同じような年頃の子どもを持つ日本人の母親と知り会うことができるだろう？と色々探し求めていました。そんな時たどり着いたのがこのコミュニティ。
2015年には会員数が約550世帯にもわたると言うほど、北イタリア日本人会はとても大きなコミュニティです。会員になると、日本語での会報を毎月もらえるほか、様々な活動に参加することができます。私も毎月日本人学校で行われる子どもの絵本の読み聞かせや、絵本の貸し出しを利用させてもらっています。
そして、年に1度、この北イタリア日本人会が主催する日本のお祭りがあるんです！そのお祭りが先日の日曜日に行われたため、私も家族とともに足を運んできました。今回はそのお祭りの様子をご紹介させて頂きます。
ミラノで日本のお祭りに参加しよう！
ミラノで年に1度行われる日本のお祭り。その名も「La FESTA（ラ フェスタ）」。日本食の屋台、空手デモンストレーションやお餅つきといった日本に関んする様々なイベントが行われます。
私が今回このラ フェスタに行きたかった理由は、もちろん日本のお祭りを楽しみたいという気持ちもありましたが、娘に日本の絵本を買ってあげたかったから。というのも、このラ フェスタ内で古本市というのがあり、日本の本を格安で購入することができるんです。
日本の本をイタリアで購入することはなかなか難しい、日本から送るのも高い、持ってくるのも重い、その為、日本の本を現地で安く購入できるのはとても有難いんです！
ラ フェスタは12時から16時まで。12時過ぎに会場に着いてみると…
お客さんで外の会場が埋め尽くされています。歩くのもやっとです。
日本食の屋台では、焼きそば、お好み焼き、焼き鳥など色々な日本食が食べられます。ちょうどお昼時というのもあって、どの屋台も長蛇の列。
これは日本のスイーツコーナー。うーん、どれも本当においしそうです。
私が購入した黒ごま大福。
日本だと当たり前のようにどこでも買えますよね？海外に住んでいるとなかなか食べられないので、ものすごく日本の味が恋しくなるんですよね。久々に食べたあんこの味は、なんとも懐かしく優しい味がしました。
私たちもラ フェスタで昼食をとったのですが、隣に座っていた子供連れの家族は全員イタリア人でした。彼らも寿司や焼きそばを食べていて、日本食ってイタリアでも本当に大人気なんだなぁと改めて思いました。
そしてお目当ての古本市。
こんな感じで日本の本がずらりと並びます。子ども向けの日本の絵本もたくさん。
価格も北イタリア日本人会の会員なら1冊1ユーロとすごくお得。（非会員でも2ユーロととっても良心的ですが…）私も「猿かに合戦」や、「かぐや姫」、「マッチ売りの少女」といった名作をゲットしました^^
このラ フェスタはミラノ日本人学校が会場となって行われるのですが、それぞれの教室では書道体験や、折り紙体験、お茶体験といったイタリア人も楽しめるような日本の文化体験の催しがたくさん行われていました。
子ども向けの紙芝居やアクティビティもありました。ヨーヨー釣りもありましたよ～。なんだか日本を思い出してとても嬉しい気持ちになりました。
このように年に1度行われる日本のお祭りは盛大に行われます。昨年も今年も11月のある日曜日に行われたので、来年も同じぐらいかな？と期待をしながらまた1年過ごしたいと思います。
まとめ
今回はミラノで日本のお祭りに参加しよう！ということで、年に1度行われるラ フェスタの様子をご紹介させて頂きました。海外に居ても日本の文化に触れることができるってとても素敵なことですね。
改めて思いますが、海外にいると日本の良いところがすごく客観的に見れるなぁと感じます。日本にいたら当たり前にあるもの。ない時に初めてそのありがたみが分かるものなんですよね。日本からはとても遠い地にいますが、日本の心を常に大切に持ち続けながら過ごしていきたいものです。
