イタリア語

イタリア語の文法を基礎から学習しようー時刻編ー

<スポンサードリンク>

突然ですが、日本は今何時ですか?イタリアは現在昼の1時過ぎです。私たちの日常生活の中で、このように時刻を聞いたり答えたりする場面ってたくさんありますよね?

 

イタリアでも日本と同じでよく時刻を聞かれます。イタリアに来た当初は、表現方法をよく知らなかったので、時刻を聞かれるのが本当に嫌でした(上手く答えれないので…)。しかし、しっかり覚えた今では全然苦にならなくなりました。日本語で時刻を聞かれても全然嫌じゃないですよね?それは表現方法をきちんと知っているからこそなんです。

 

今回のイタリア語文法では、時刻を流暢に言えるようになる為、表現方法をしっかりと勉強しましょう。それでは早速見ていきましょう。

<スポンサードリンク>

時刻の表現方法

イタリア語では時刻を聞く表現方法が2つあります。

 

Che ore sono?(ケ オーレ ソノ?)
Che ora è?(ケ オーラ エ?)

 

Che が「どんな、何の」という意味を持ち、oraが「時間、時刻」と言う意味を持ち、この二つをつなぎ合わせると「何時ですか?」という意味になります。

 

上の文章は単数形と複数形の2つの言い方をしているのですが、どちらも意味はまったく同じ。どちらの表現を使ってもOKです。

 

答え方はこんな感じ。

 

Sono le due.(ソノ レ ドゥーエ)
2時です。

※数字の前には必ず定冠詞(le)が必要になります。

 

時刻によって表現方法がいくつもあるので、1つずつ見ていきましょう。
まずは15分の表現方法。

 

Sono le tre e un quarto(quindici).
ソノ レ トレ エ ウン クワルト(クイーンディチ)
3時15分です。

 

15分はun quartoという表現方法をします。
quartoはもともとは4分の1という意味を表す単語です。
時計の針が15分を指す時って、4分の1進んでいますよね?なので、15分の時はun quartoと表すんです。
カッコ内のように15と言う意味のquindiciで表現しても大丈夫ですよ。
どちらにしても「~と」という意味を持つeを時間と分の間に忘れずにつけて下さいね。

 

次に30分の表現方法。

 

Sono le quattro e mezza (trenta).
ソノ レ クワットロ エ メッツァ(トレンタ)
4時半です。

 

日本語でも「~時半」と「30分」という2通りの言い方があるように、イタリア語でも~時半を意味するmezzaと30分を意味するtrentaがあります。どちらを用いてもOKでよ。

 

次に45分の表現方法。

 

Sono le cinque e tre quarti (quarantacinque).
ソノ レ チンクェ エ トレ クワルティ(クァランタチンクウェ)
5時45分です。

 

15分の時4分の1という表現方法をしましたよね?
こちらは4分の3(tre quarti)という考え方をしているんですね。
45と言う意味のquarantacinqueもOKですよ。

 

日本語で5時45分は6時15分前という言い方もできるよう、イタリア語でも同じように言う場合があります。

 

Sono le sei meno un quarto (quindici).
ソノ レ セイ メーノ ウン クワルト(クイーンディチ)
6時15分前です。

※menoは「~前」という意味です。

 

他にもこんな時刻の表現方法も。

 

È mezzogiorno. エ メッツォジョルノ
正午です。

 

È l’una. エ ルナ
1時です。

 

È mezzanotte. エ メッツァノッテ
深夜12時です。

 

これらを覚えるだけで、時刻を言いやすくなりますね。
それではここでいくつか問題を解いてみましょう。

 

6時半は何て言う?

 

Sono le sei e mezza(trenta).ですね。

 

では9時15分は?

 

Sono le nove e un quarto(quindici).ですね。

 

では11時40分(午前中)はなんと言いますか?
これは2つの方法で表現できますよ。

 

Sono le undici e quaranta.

 

または

 

È mezzogiorno meno venti. 

 

ですね。

 

大丈夫そうですか?

 

それではここで例文を1つ見て、時刻を使った他の文章の作り方も覚えてしまいましょう。

 

A che ora comincia il lavoro?
ア ケ オーラ コミンチァ イル ラヴォ―ロ?
何時に仕事は始まりますか?

-Comincia alle otto.
コミンチァ アレ オット
8時に始まります。

【単語】
cominciare コミンチャーレ
始まる

 

「~時」と表す時には前置詞aを付ける必要があるんですね。
※alleはa+leの意味です。
前置詞は次の回で詳しく説明しますので、今回はさっと目を通してみてくださいね。

 

それでは最後に確認の意味も込めて次の文章をイタリア語にしてみましょう。

 

何時に家に帰ってくる?
-7時半に帰るよ。

 

A che ora torni a casa?
-Torno alle sette e mezza.

 

あなたたちは何時に着きますか?
-私たちは6時45分(7時15分前)に着きます。
※答え方は2つあります。

 

A che ora arrivate?
-Arriviamo alle sei e tre quarti (quarantacinque).
-Arriviamo alle sette meno un quarto.

 

お疲れ様でした。今日はこの辺で終わりにしましょう。

 

♦私が使用しているイタリア語の電子辞書はこちら♦

まとめ

今回はイタリア語での時刻の表現方法を学んできました。色々な表現方法がでてきましたが、しっかりとマスターできましたでしょうか?

 

私が時刻の表現を習いたての頃は、時刻を聞かれたら1度頭で考えるため、たどたどしく答えていたものです。今ではだいぶ考えずにすぐに口から出るようになってきました。言語の学習でも、スポーツと同じように慣れが大事ですね。みなさんも家族や友人と今何時?と言いあいながら練習して、考えなくてもスラスラと言えるようになりましょう!

 

<スポンサードリンク>