イタリアへ一度は旅行に行ってみたい。でもイタリア語は全然分からないというあなた。せめて挨拶ぐらい言えれば良いのに…なんて思ったことありませんか?
日本でイタリア語の挨拶と言えば「ボンジョルノ」という言葉が良く知られていますが、実はボンジョルノ以外にもイタリア語の挨拶は種類豊富です。
この機会に実際にイタリアでよく使用されている挨拶を学んでみませんか?
今回はイタリアに住む私がよく聞く挨拶の言葉15選をご紹介します。至って簡単なのものばかりなのですぐに覚えて使用できますよ。
それでは早速1つずつ見ていきましょう。
イタリア語の挨拶~出会い際~
①Buongiorno
ブォンジョルノ
「おやよう」や「こんにちは」という意味を持つBuongiorno。1度は聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか?
朝起きた時家族にかける言葉はBuongiorno。また午前中から昼間(はっきりした時間は決まっていませんが午後2時位まで)道で人とすれ違う時にも使用します。
②Buonasera
ブォナセーラ
「こんばんは」という意味をもつBuonasera。こんばんはの意味を持つと言っていますが、実際にはだいたい午後2時~3時から使い始めます。
③Ciao
チャオ
「やあ」や「よう」と言ったくだけた挨拶として使用されるCiao。出会い際に使用する他、別れ際に「またね」「バイバイ」と言った意味でも使用します。Ciaoは個人的にイタリアで1番良く聞く言葉です。
注意してほしいのがCiaoは家族や友人といった親しい間柄のみで使用する言葉なので、親しくない人には使用NGということ。
私の失敗談ですが、イタリアに来た当初は挨拶の違いも良く分からず、明らかに目上の人にもすれ違い様にCiaoを使用していました。でも、これは失礼に当たるのだとか。
日本語でも目上の人や初めて会った人には敬語を使用しますよね?イタリア語でも同じです。人や間柄によって挨拶の言葉を使い分けるんです。少しかしこまった挨拶をしたい場合は次の言葉を使用しましょう。
④Salve
サルヴェ
「やあ」、「こんにちは」といった意味で使用されるsalve。敬意を表す相手に対して使用します。例えば、公的機関やレストラン、ホテルなど様々な場面で頻繁に聞く言葉です。
出会い際の挨拶が出来たら次はちょっとステップアップ。相手の調子を聞く言い回しを見てみましょう。
イタリア語の挨拶~調子を尋ねる際~
♢親しい相手♢
➄Come stai?
コメ スタイ
♢敬意を表す相手♢
➅Come sta?
コメ スタ
どちらも「調子はどう?」と言う意味で使用します。2つ言い方があるのは親しい相手と敬意を表す相手で使い分ける必要があるから。家族や友人にはCome stai?を、少しかしこまった場合にはCome sta?を使用して下さいね。
質問に答える場合は相手によって文章を使い分ける必要はありません。体調によって次のように答えましょう。
♢良い場合♢
⑦Bene
ベーネ
♢まあまあの場合♢
⑧Così così
コジ コジ
体調が悪い場合にはMale マレと答えるのですが、実際このように答える人はあまりいないようです。
Bene, grazie ベーネ、グラッツィエと言ったように、各言葉の後にGrazie ありがとうという言葉を一緒につけるとより丁寧になるので、ぜひ一緒に覚えてみて下さい。
イタリア語の挨拶~別れ際~
➈Arrivederci
アリヴェデルチ
「さようなら」という意味を持つArrivederci。かしこまった言い方になるので、家族や友人といった親しい間柄では使用しません。親しい人には出会い際にも出てきたCiaoをよく使用します。
⑩Buona giornata
ブォナ ジョルナータ
「良い1日を」という意味になります。良いという意味を持つBuonaと1日という意味を持つgiornataの2つが合わさったもの。親しい相手にも敬意を表す相手にもどちらにも使用します。
Buongiornoの時間帯(昼2時ぐらいまで)に人と別れる際は、一言Buona giornata!と声をかけましょう。自分も相手も良い気持ちで別れることができますよ。
⑪Buona serata
ブォナ セラータ
「良い夜を」という意味で使用されるBuona serata。⑩Buona giornataの夜版ですね。こちらも親しい相手、敬意を表す相手どちらにも使用します。
⑫Buonanotte
ブゥオナノッテ
「おやすみなさい」という意味のBuonanotte。日本でベッドへ行くときに毎日おやすみなさいという言葉を使用しますよね?イタリアも同じ。毎晩Buonanotteという言葉を家族へ言いベッドへ行きます。
夜友人や家族と夕食を共にし別れる際も、Buonanotteとお互いに言って別れます。
⑬A dopo
ア ドポ
「また後で」という意味のa dopo。少し難しくなりますが、Ci vediamo a dopo チ ヴェディアモ ア ドポという言い方もよく使用します。
Ci vediamoは「会いましょう」という意味があり、a dopoと合わせることで「また後で会いましょう」という意味になるんですね。
難しい場合はもちろんa dopoだけでも十分OKですよ。どちらもよく使用するので、誰かと一度別れて後に合流す場合なんかに使用してみましょう。
⑭A domani
ア ドマーニ
「また明日」という意味のa domani。こちらもCi vediamo a domani チ ヴェディアモ ア ドマーニという言い方をすることもできます。
⑮A presto
ア プレスト
次いつ会えるか分からない場合は「また近いうちに」という意味を込めたa prestoを使用します。こちらもCi vediamo a presto チ ヴェディアモ ア プレストとも言うことができます。
以上が私が実際にイタリアでよく聞く挨拶の言葉です。もし挨拶以外にも詳しくイタリア語会話を学んでみたいという人は、こちらの本もおすすめです。私も持っているのですが、場面ごとに必要なフレーズを探せるのがとても便利ですよ。
まとめ
イタリア語の挨拶で実際によく使用する言葉をお届けしてきましたがいかがでしたか?イタリア旅行へ出かけても挨拶ぐらい簡単にできるという自信をつけて頂けたのではないでしょうか?
今後あなたの人生の中でイタリアへ旅行に来る機会があったら、ぜひ現地のイタリア人に今回学んだ挨拶で話しかけてみて下さい^^
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