イタリア語

イタリア語の文法を基礎から学習しよう【定冠詞】

太陽
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定冠詞を日本語に訳すと「その~」と言った意味になります。英語のtheに当たる言葉と言えば分かりやすいでしょうか?

 

今回はイタリア語で定冠詞とはどのように使うのか?一緒に詳しく見ていきましょう。不定冠詞についても別の記事で説明していますので、気になる場合は合わせて読んでみて下さいね。

 

 

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イタリア語の定冠詞

定冠詞は会話の中ですでに話題にのぼっているものに使います。

 

初めて出てくる場合でも、「いつもの~」と言ったように会話の中で容易に理解できる場合は、定冠詞を用いてOKです。

 

また、太陽や月といった、原則的に1つしかない名詞にも定冠詞が使われます。

 

この定冠詞は、不定冠詞と同じで性数一致が必要です。どのように変化するのか、男性名詞の場合から詳しく見てみましょう。

 

男性名詞

il + 子音で始まる場合
※複数i
・動詞
単数→il verbo
(イル ヴェルボ)
複数→i verbi
(イ ヴェルビ)
・携帯
単数→il cellulare
(イル チェルラーレ)
複数→i cellulari
(イ チェルラーリ)
・ベンチ
単数→il banco
(イル バンコ)
複数→i banchi
(イ バンキ)
l’ + 母音で始まる場合
※複数gli
・傘
単数→l’ombrello
(ロンブレロ)
複数→gli ombrelli
(リ オンブレリ)
・服
単数→l’abito
(ラービト)
複数→gli abiti
(リ アービティ)
・木
単数→l’albero
(ラルべロ)
複数→gli alberi
(リ アルベリ)
lo + s + 子音、
+ z で始まる場合
※複数gli
・外国人
単数→lo straniero
(ロ ストラ二エロ)
複数→gli stranieri
(リ ストラニエリ)
・スクリーン
単数→lo schermo
(ロ スケルモ)
複数→gli schermi
(リ スケルミ)
・リュックサック
単数→lo zaino
(ロ ザイノ)
複数→gli zaini
(リ ザイニ)

 

~単数形~
s+子音またはzにはlo
それ以外の子音にはil
母音にはl’を使いましょう。

~複数形~
子音にはi
s+子音またはz、母音にはgliを使いましょう。

 

それではここでチェック。次の男性名詞に不定冠詞(単数と複数)を付けて下さい。

 

1.時計 orologio(オロロッジォ)
2.生徒 studente(ストゥデンテ)
3.本 libro(リブロ)

 

では答え合わせしてみましょう。

 

1. 単数→l’orologio 複数→gli orologi
2. 単数→lo studente 複数→gli studenti
3. 単数→il libro 複数→i libri

 

男性名詞をマスターしたら、次は女性名詞に進みましょう。

 

女性名詞

la + 子音で始まる場合
※複数→le
・ドア
単数→la porta
(ラ ポルタ)
複数→le porte
(レ ポルテ)
・イス
単数→la sedia
(ラ セディア)
複数→le sedie
(レ セディエ)
・黒板
単数la lavagna
(ラ ラヴァーニャ)
複数→le lavagne
(レ ラヴアーニェ)
l’ + 母音で始まる場合
※複数→le
・部屋
単数→l’aula
(ラウラ)
複数→le aule
(レ アウレ)
・女性教師
単数→l’insegnante
(リンセニャンテ)
複数→le insegnanti
(レ インセニャンティ)

不定冠詞同様、定冠詞も男性名詞に比べると女性名詞が簡単ですね。

 

~単数形~
全ての子音にla
全ての母音にl’を使いましょう。

~複数形~
全てにleを使いましょう。

 

それではまたチェックしてみましょう。次の女性名詞に不定冠詞(単数、複数)を付けてみて下さい。

 

1.テーブル tavola(タ―ヴォラ)
2.部屋 stanza(スタンツァ)
3.島 isola(イゾラ)

 

正解は…

 

1.単数→la tavola 複数→le tavole
2. 単数→la stanza 複数→le stanze
3.単数→l’isola 複数→le isole

 

バッチリですか?

 

それでは最後にもうひと踏ん張り。男性名詞と女性名詞混ぜた問題も解いてみましょう。

 

問題

次の名詞に定冠詞をつけ「~があります」という文章を作ってください。

 

1.forchetta(フォルケッタ) フォーク
2.maestro(マエストロ) 先生(男性)
3.amico(アミコ) 男友達
4.scuola(スクオーラ) 学校
5.zio(ズィオ) 叔父
6.aula(アウラ) 教室

 

正解は…

1.C’è la forchetta.
2.C’è il maestro.
3.C’è l’amico.
4.C’è la scuola.
5.C’è lo zio.
6.C’è l’aula.

 

それでは上の6つの文章を複数形にしてみたら?

 

正解は…

1.Ci sono le forchette.
2.Ci sono  i maestri.
3.Ci sono gli amici.
4.Ci sono le scuole.
5.Ci sono gli zii.
6.Ci sono le aule.

 

お疲れ様でした。今日はこの辺にしておきましょう。

 

♦私が使用するイタリア語の辞書はこちら♦

 

まとめ

今回は定冠詞を勉強してきました。定冠詞はイタリア語では文章中に絶対つけないといけない大事なものです。

 

私は初め定冠詞が苦手で、結構定冠詞を省いて文章を作っていたのです。(意味は通じるだろうと勝手に判断して。)でも友人に、それは明らかに間違いだと指摘されました。絶対に定冠詞は必要とのこと。

 

初めのうちは難しいですが、一度覚えてしまえば意外に簡単になるので、しっかり覚えてしまいましょうね。

 


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