育児

バイリンガル育児に大切なこと

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子どものいるあなた、子どもをバイリンガル(2か国語話せるよう)に育てたいと考えたことありませんか?

 

国際社会が進み、今では英語を話せるのが当たり前の社会になりつつありますよね。小学校から英語教育を取り入れ始めたのを見ても、今後ますます英語が日常生活の中で必要不可欠になってくるのが見て取れます。また他の言語に関してもこれからさらに需要が増えてくるのではないかと思います。

 

外国語の需要が増えていく中、子どもには日本語と共に英語や他の言語を話せるような子どもに育ってほしいと思いませんか?また、その方法も知りたくなですか?私がイタリアで子育てをする上で、子どもの言語習得(2か国語以上)にどういったことが大切か身をもって感じたことを皆さんにご紹介します。

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バイリンガル育児に大切なこと

私の娘はイタリア人と日本人のミックス。よく人から「娘さんはイタリア語と日本語両方話せるようになるんだね!うらやましい~」と言われます。

 

もちろん2か国の両親を持つということで、一般的に日本で日本人の両親のもと育つ子どもより言語習得のチャンスは多いかもしれません。しかし、決してそれだけで両国の言葉を母国語のように話せるようになる訳ではないんです。

 

例えば、私の夫の友人にイタリア人と日本人のミックスの子がいます。彼女は20歳を過ぎていますが、人生のほぼ全てをイタリアで生活してきました。イタリア語はペラペラ。しかし、彼女の日本語は片言。私の言ったことは半分ぐらいしか理解できません。

 

お母さんが日本人なのですが、彼女が小学生ぐらいになった頃からイタリア語で話しかけてしまったことが良くなかったと教えてくれました。そして私には娘に常に日本語で話しかけるようアドバイスをくれました。日頃から触れる機会がないと、言葉は身につかないというのが現実なんです。

 

言語習得にミックスの子だからとか、日本人同士の子だからというのはさほど関係ないというのが個人的な私の考えです。バイリンガルに育てるには、両親がどれだけ子どもに言語習得の機会を与えてあげられるかが大切になってくると思います。

 

私たち家族はイタリアに住んでいるため、娘が日本語を聞く機会はイタリア語を聞く機会に対して格段に少ないです。その分日本語をしっかり身に着けさせるため、私は娘が生まれた時から日本語で彼女に話しかけています。

 

イタリアに居ても、日本の絵本をたくさん読んであげたり、日本人の集まりには極力連れていくようにしたり、日本語に触れさせる機会をできるだけ作ります。イタリア語は日常の中でたくさん聞く機会があるので自然と耳に入ってきますが、日本語は自発的に聞かせてあげないと機会が少なすぎるのです。

 

日本で英語を学ばせたい場合も考え方は同じです。日本にいると日本語は日常生活の中で自然と入ってきますが、英語はそうはいきません。聞く量が少ないということは入ってくる情報量も少ないということ。それでは言語はなかなか身につきません。日頃からの環境作りがとても大切なんです。

 

実際私達の家族が日頃どのような言語で会話しているのかと言うと…

 

私と娘・・・日本語
夫と娘・・・イタリア語
私と夫・・・英語

 

と言ったように3か国語使用しています。

 

そんな中育っている娘が初めて話した言葉はママ、パパ(日本語もイタリア語も同じ単語になります)。続いてノンノ、ノンナ(イタリア語でおじいちゃん、おばあちゃんの意味)。その後はなかなか言葉が出てきませんでした。

 

1言語以上赤ちゃんの頃から学ぶ子は、言葉の話しはじめが遅れると聞いていましたが、まさにその通り。これから大丈夫かな?と親心に心配になりもしました。

 

しかし、最近徐々にイタリア語と日本語の両方の言葉が出てくるようになりました。ここ1週間くらいで、何か物が見つかった時に「あった!」と言い、熱い時は「アッチ!」と突然言いだしびっくりしたものです。

 

きっと私がよく日常生活の中で使っていた言葉を覚えたのだと思います。イタリア語でも日本語でここという意味の「クワ」やバイバイの意味の「チャオチャオ」など日頃からよく使う言葉が出てきます。

 

更に、現在1歳9ヶ月の娘は、私たち両親が話しかけるイタリア語と日本語、どちらもほぼ完璧に理解している様子。(もちろん分からない単語もいくつもありますが…)赤ちゃんのころからどちらも毎日のように聞いていたからでしょう。本当に子どもの吸収力ってすごいんですよね。

 

どうして娘がイタリア語と日本語どちらも理解しているのかと言うと、同じ質問(動物の鳴き声)をイタリア語でしても日本語でしてもきちんと正しい答えが返ってくるんです。

 

犬の鳴き声は?-バウワウ
猫の鳴き声は?-ニャーン
ライオンの鳴き声は?-グワー
ゾウの鳴き声は?-パオーン
オオカミの鳴き声は?-ウゥー
牛の鳴き声は?-ムゥー
馬の鳴き声は?-コッコッコ(これはヒヅメの音を表しています)
カバの鳴き声は?-ポーポッポッポポー(これはイタリアのおじいちゃんが教えたよう。実際の鳴き声はきっと違いますが…)

 

娘は動物が好きでよく本を読みながら動物の鳴き声を教えていたのですが、その時に夫や義理の両親はイタリア語で、私は日本語で教えていたのです。するといつの間にかどちらの言語で質問しても同じうように答えれるようになっていました。小さいころから両方の言葉に触れさせることがどれだけ大切かよく分かります。

 

子どもが3歳になるまでにできるだけ色々なことを教えてあげた方が良いとよく言いますが、その通りだと思います。小さいころからの外国語教育は賛否両論ありますが、私はできるだけ小さいうちから外国語教育を始めてあげるのが良いと思っています。

 

だからといって日本語が中途半端になっては駄目です。日本語と外国語を照らし合わせながら教えてあげることが大切です。

 

外国語に触れられる環境ってどうすればいいの?と悩むかもしれませんね。あなたも相手も日本人同士で、英語ももっぱら苦手だという場合はどうしよう?

 

そんな時は英語の習い事をさせてあげても良い。家で英語に関する歌や絵本、テレビを見せてあげても良い。何でもいいんです。子どもにとって英語に触れる機会をできるだけ作ってあげるんです。

 

もし習い事が難しいというのであれば、TSUTAYAに行けば英語の子ども向けCDなんていくらでも借りれます。それを毎日聞かせながら日本語ではこうだけど、英語ではこうだねと言った風に教えてあげるだけでもいいんじゃないでしょうか?(ここはあなたの努力も必要。分からない単語は辞書で調べて下さい!)

 

私の娘は「幸せなら手をたたこう」が好きなようで日本語版、イタリア語版、英語版どれも良く聞き、手遊び歌をしながら遊んでいます。

 

また少し高価にはなりますが、英語と日本語両方学ぶのにこのおもちゃもお勧め。その名も「アンパンマンおしゃべりいっぱい!ことばずかんDxSuper」。※写真は少し古いタイプのものです。

もともと姪っ子が持っていていいなぁと思っていたのですが、これは言語習得にすごく使えます。アンパンマンのペンで絵を押すと、単語の読み方を日本語もしくは英語で教えてくれるんです。単語数も日本語と英語合わせて2200語とかなりの数。日本語の知育玩具としても人気の高いおもちゃです。

 

日常生活で使えるような単語がたくさん学べます。何がいいってペンで絵を押すと実際にしゃべって単語を教えてくれるんです。言語を習得する際、耳から聞いて学ぶのって非常に重要です。耳から聞いたものを真似して口から出してみる。そうやって子どもたちはどんどん言葉を覚えていきますからね。

 

ペンに日本語モードと英語モードというのがあるので、どちらか選択すればOK。単語の名前は日本語のみで書かれてあるので、いずれ英語の単語をどのように書くか教えてあげるといいですね。

 

対象年齢が3歳からとなっているのですが、できるだけ早くから使ってあげるといいと思います。はじめ小さいうちは理解できていなくてもいいんです、一緒に読んであげるだけでも子どもは絶対に吸収しています。

 

一緒に読んであげるなら日本語モードと英語モードどちらも使い、「日本語ではこう発音し、英語ではこう発音するんだね」といったように照らし合わせながら教えてあげてくださいね。すると1つの単語に日本語と英語2つの言い方があると小さいうちから自然と身につけることができるでしょう。

 

アンパンマンことばずかんはアマゾンや楽天と言ったインターネットで簡単に購入できます。

 

繰り返しになりますが、ぜひとも子どもをバイリンガルにしたいと思っているなら英語に触れる機会をできるだけ早い時期からたくさん作ってあげてください。その時は英語だけに目を向けるのではなく、日本語と英語を照らし合わせながら教えてあげることが重要です!

まとめ

「子どもをバイリンガルに育てるには」ということで、子どもの外国語教育をする上でどのようなことが大切かお話してきました。子どもをバイリンガルに育てるには、できるだけ早い時期から外国語に触れさせる機会をたくさん作ってあげることが大切でしたね。

 

そして外国語に触れさせる時には、しっかりと日本語と照らし合わせながら教えてあげることが大事。外国語ができるのに日本語があまり…なんてことになったら悲しいですからね。

 

日本で子どもをバイリンガルに育てたいあなたとは逆のパターンで、私はイタリアで生活しているからこそ、娘にしっかりと日本語も身に着けさせたいと考えています。これから日本に住んでいる子どもたちと同じように、日本語を何不自由なく身につけさせてあげられるか実はまだまだ未知の世界で不安だったりします。

 

それでもできる限り日本語そして日本の文化にも触れさせる機会を作ってあげたいと考えています。それぞれ環境は違いますが、子どもの言語習得という目的は同じ。お互いにがんばりましょうね。


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