イタリア語

イタリア語の文法を基礎から学習しようー動詞-ire編ー

<スポンサードリンク>

今日は土曜日。あなたはどんな週末をすごしていますでしょうか?こちらイタリアは現在朝です。今は冬時間なので日本と8時間の差がありますね。

 

昨夜文章を書こうと思っていたのに、子どもを寝かしつけていたら一緒に寝てしまいました。子どもがいる方は同じ経験をしたことのある方も多いのではないでしょうか?

 

朝起きてからは「しまった!寝てしまった!」と思うと同時に、頭がすっきりしているので文章がスラスラ書けて実は効率がよかったりもします。これは勉強でも同じですね。眠いと勉強してもしても頭に入ってこないのに、頭がすっきりしているとスッと入ってくるものです。朝勉強するという人いますか?

 

さて前置きはこのぐらいにして、今回もがんばって文法を学んでいきましょう。今まで一緒に規則動詞-areと-ereと学んできました。ここまでしっかり覚えていますか?今回は3つ目を学んでいきましょう。

 

3つ目は…

 

-ire(第三変化動詞)。

 

この-ireは2つのタイプがありますので、しっかりと見ていきましょう。

<スポンサードリンク>

-ire動詞

-ire動詞とは-ireで終わる動詞の事なのですが、動詞の変化には2種類のタイプがあるんです。実際に2つの動詞を例に、それぞれの動詞の変化をみてみましょう。

 

まず1つ目のタイプ。

 

dormire(ドルミーレ) 眠る

 

動詞の変化を見てみると…

io dormoルモ)
tu dormiルミ)
lui/lei dormeルメ)
noi dormiamo(ドルミーモ)
voi dormite(ドルーテ)
loro dormonoルモノ)

前回勉強した-ere(第二変化動詞)と比べて見てみると、1か所だけ違う場所がありますよね?そうです!voiの動詞の変化です。

 

1つ例文を見てみましょう。

1.Voi prendete il treno.(ヴォイ プレンデ―テ イル トレノ)
あなたたちは電車に乗ります。

2.Voi dormite in treno.(ヴォイ ドルミーテ イン トレノ)
あなたたちは電車で眠ります。

 

1の文章が-ere(第二変化動詞)、2の文章が-ire(第三変化動詞)になります。
-ereのように動詞の原型にeがつく場合は語尾変化もeを使い、-ireのように動詞の原型にiがつく場合は、語尾変化にiを使っているんですね。

 

もう1つ練習してみましょうか。

 

partire(パルティーレ)出発する

 

動詞の変化をしてみましょう。

io partoルト)
tu partiルティ)
lui/lei parteルテ)
noi partiamo(パルティーモ)
voi partite(パルティーテ)
loro partonoルトノ)

ここまで大丈夫ですか?
Voi以外は-ere(第二変化動詞)と全く同じなので、覚えやすいと思います。

 

それでは次に-ireの2つ目のタイプを見てみましょう。こちらは1つ目に比べて少し難しいのでがんばってついてきて下さい。

 

2つ目のタイプ。

 

finire(フィニーレ) 終わる

 

動詞の変化を見てみると…

io finisco(フィスコ)
tu finisci(フィシ)
lui/lei finisce(フィシェ)
noi finiamo(フィニーモ)
voi finite(フィーテ)
loro finiscono(フィスコノ)

 

おおっ、一気にハードルが上がりましたね。イスコって…どっから出てきたんだ???(泣)

 

1つ目のタイプと2つ目のタイプどちらにイスコを使うのか分かりませんよね。辞書や授業では大抵1つ1つ覚えるしかないと言われるのですが、私はこのように覚えています。

 

-ireの前の二文字が子音の場合→1つ目のタイプ
-ireの前の二文字に母音(a,e,i,o,u)が入る場合→2つ目のタイプ(イスコ)

 

例外もありますが、けっこうこの形にあてはまるので、初心者の方はこのように覚えておけば分かりやすいと思います。

 

例えば「capire(カピーレ) 理解する」という単語。
赤文字で示したところを見てもらえば分かるように、こちらは-ireの前の2文字の中にaが入っていますよね?
ということは2つ目のタイプ(イスコ)の変化をするということ。
実際に動詞の変化を見てみると…

io capisco(カスコ)
tu capisci(カシ)
lui/lei capisce(カシェ)
noi capiamo(カピーモ)
voi capite(カーテ)
loro capiscono(カスコノ)

 

この2つ目のタイプで気を付けたいのが、noiとvoiの動詞の変化。イスコを使用するということで、ついついcapiscamo(カピスカーモ)やcapiscite(カピーシテ)とやりたくなりがちですが、これは間違い。この2つは1つ目のタイプ同様シンプルな形でOK。

 

それでは最後にいくつか問題を解いてみましょう。

問題

-ire動詞の語尾変化をしてください。

 

1.Noi [offrire] un pranzo. 私たちはは昼食をごちそうする。
2.Io [pulire] la casa. 私は家を掃除する。
3.Loro [sentire] la musica. 彼ら(彼女ら)は音楽を聞く。
4.Voi [aprire] la finestra. あなたたちは窓を開ける。
5.Lei [preferire] un caffè. 彼女はコーヒーのほうが好みだ。

 

【単語】
offrire(オフリーレ)
贈る

pranzo(プランツォ)
昼食

pulire(プリーレ)
きれいにする

sentire(センティーレ)
聞く

aprire(アプリーレ)
開ける

finestra(フィネストラ)

preferire(プレフェリレ)
好む

 

それでは答え合わせしましょう。

 

1.Noi offriamo un pranzo.
2.Io pulisco la casa.
3.Loro sentono la musica.
4.Voi aprite la finestra.
5.Lei preferisce un caffè.

 

全問正解できましたか?できなかったら上の表でもう一度チェックしなおしてくださいね。
それでは今回はここまでにしましょう。

 

♦私が使用しているイタリア語の電子辞書はこちら♦

まとめ

今回は規則動詞3つ目の-ireについて学んできました。-ireには2つのタイプの動詞の変化がありましたね。私はイスコの形がどうしても苦手で、いつも混乱していました。きっと初めて勉強する人には本当に難しい部分だと思いますが、書いて声に出しながら1つ1つ慣れていってくださいね。

 

そして、これまでに規則動詞3つ学び終わりました。

 

-are(第一変化動詞)
-ere(第二変化動詞)
-ire(第三変化動詞)

 

しっかりと覚えていますか?今後イタリア語の動詞にはこの規則動詞以外にもたくさんの不規則動詞が出てきます。まずは、この3つの規則動詞を完璧にマスターしてから次に進んでいきましょうね。これからも一緒にがんばりましょう^^

<スポンサードリンク>