長崎県の五島列島。2018年7月に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産として登録されたことでも一躍有名となりました。
五島へ行ってみたいけれど、どうやって行けばよいか分からない…。交通費が高そう…。そんな心配をしていませんか?
そんなあなたにピッタリな交通手段をお教えします。それが、福岡の博多ふ頭から出ているフェリー。
フェリーは飛行機に比べ格安で、なおかつ船内は非常に快適です。今回は、博多~五島間のフェリーの利用方法と、実際の船内の様子をご紹介します。
目次
五島へのフェリーの時刻表と料金
博多から五島へのフェリー運航は1日1便です。※五島から博多へも同じく1日1便。
博多発の時刻表はこちら。博多ふ頭を夜出発し、宇久、小値賀、青方、奈留、福江という順番に停まります。
博多 | 23:45発 |
---|---|
宇久 | 03:55着 04:05発 |
小値賀 | 04:40着 04:50発 |
青方 | 05:40着 06:05発 |
奈留 | 07:25着 07:35発 |
福江 | 08:15着 |
一方、福江出発は朝です。時刻表はこちら。
福江 | 10:10発 |
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奈留 | ↓ |
青方 | 11:50着 12:10発 |
小値賀 | 13:00着 13:10発 |
宇久 | 13:45着 13:55発 |
博多 | 17:50着 |
料金は行先によって多少異なります。
博多ー宇久 | 3,760円 |
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博多ー小値賀 | 3,920円 |
博多ー青方 | 4,280円 |
博多ー奈留 | 4,650円 |
博多ー福江 | 4,840円 |
※子どもの場合
6歳以上~12歳未満→半額
6歳未満→大人1名につき1名無料※2名以上は半額料金適用
上記金額は乗船券(大部屋利用)の料金になる為、個別の部屋など指定席を予約したい場合はプラス料金がかかります。
五島へのフェリーの予約から乗船まで
1.フェリーの予約方法
個人で予約する場合は到着日の1ヶ月前から可能です。15名以上の団体の場合は、到着日の1年前から予約可能です。予約は電話もしくはウェブで行います。
①電話予約
フェリーを運航する野母(のも)商船株式会社へ電話予約します。
野母商船株式会社 福岡支社
TEL:092-291-0510
予約受付時間9:00~17:00(日祝祭日除く)
②ウェブ予約
野母(のも)商船株式会社のホームページへ行き、ウェブ予約します。
野母商船株式会社公式ホームページ
https://reserve.nomo.co.jp/
※インターネット予約には公式ホームページから会員登録が必要です。
※団体予約は電話のみの予約受付です。
フェリーへは予約なしでも空きがあれば乗れますが、当日満席なんてことにならないよう、事前予約しておくほうが良いでしょう。特にお盆や年末年始などの繁忙期は予約必須です!
2.博多ふ頭への行き方
五島へのフェリー乗り場は、博多ふ頭(はかたふとう)第2ターミナルになります。博多駅から車で15分弱の場所です。
博多ふ頭まで簡単にタクシーで行くのもありですし、安く済ませたいのであればバスを利用することもできます。
バス乗り場 | バス番号 | バス降り場 |
博多駅西日本シティ銀行前 | 99番 | 博多ふ頭 |
※福岡空港からは地下鉄で博多駅まで出て、バスに乗り換えが必要です。
3.乗船券の購入
博多ふ頭第2ターミナルに着いたら2階に上がりましょう。乗船券購入の窓口は21時から開きます。そこで予約番号を伝え、乗船券を購入すればOKです。※WEB予約をした場合、クレジットカードやコンビニ決済も可能。
4.フェリーへ乗船
フェリーへの乗船は21時45分から可能です。乗船券は降りる際にも提示が必要になりますので、必ず失くさないように持っておいて下さいね。
指定席を予約していない場合、乗船開始の時間になったら出来るだけ早めに乗船すると良いですよ。自分の好きな席を確保しておくと、夜も安心して眠ることができます。
五島へのフェリーは快適そのもの
太古丸(フェリー)は平成26年に新しくなったこともあり、内観は真新しく非常に美しいです。2階立てになっており、1階に乗船券のみの大部屋やシャワールーム、2階に指定席の部屋があります。
私は乗船券のみの大部屋を利用。乗船し1階に降りたら、右と左に部屋があるので、好きな方へ進みます。
各スペースにそれぞれ枕が準備されているので、自分の好きな場所を選びます。女性専用スペースもあります。
毛布は有料で1枚100円。1階中央付近に毛布用のコインロッカーが置いてあり、必要な場合購入します。夜は少し冷えるので、1枚あると便利です。
お腹が空いた場合は、カップラーメンやポテト、アイスクリーム、お菓子等の自動販売機が設置されているので、いつでも自分の好きな時に食事を取ることができます。
子連れ旅行者の為に、船内には子ども専用スペースも。
夜は23:30までですが、帰りの便(昼間乗船)では常に開放されています。マットがひいてあって、波で船が揺れても子どもが怪我をする心配がありません。絵本もたくさん置いてあります。
リラックスルームも完備されています。
マッサージチェア(有料)を利用しながら、ゆったり日頃の疲れを取ってはいかがでしょうか?
快適な船旅ができるフェリーですが、1点だけ気を付けるべき点があります。それは、波が高い場合はフェリーが欠航になるということ。基本的には乗船当日に欠航は決まりますが、台風などの影響の場合は前日から欠航と分かる場合もあります。
実は、私も福江島へ訪れている際に台風の影響で一度フェリーが欠航になりました。欠航の際は自分自身でフェリー会社へ連絡し、再度翌日のフェリーの予約をする必要がありますので注意して下さい。
福江港で買える絶品グルメ
フェリーの終着点でもある福江港。1階にフェリー乗船券の購入窓口やお土産屋さん、2階に博多行フェリーの乗船入口があります。
1階に立ち並ぶお土産屋さんで是非とも購入して欲しい絶品グルメがあります。
1つ目が三井楽水産の鬼鯖鮨。
なんともすごいネーミングですが、鯖がかなり分厚く、従来の鯖鮨とは比べものにならないぐらいの食べ応えがあるんです。
お値段は鯖が1層(シングル)か、2層(ダブル)かによって異なります。
シングル→1,620円、ダブル→2,916円
翌日までに食べるようお店の人に言われましたので(鮮度が命の為)、お土産として買って帰る場合には気を付けて下さい。
もう1つが浜口水産のばらもん揚げ。
「ばらもん揚げ」という名前ですが、魚のすり身揚げのことです。1つあたり170円とお手頃価格なのも魅力的なところ。
ばらもん揚げ(黒)は、あじ・さんま・きびなごなどの魚を使用しており、ばらもん揚げ(白)は、えそ・たらを使用しています。どちらも弾力があり、魚の味が凝縮されていてとても美味しいです。
鬼鯖鮨と合わせて購入し、帰りのフェリーの中でランチに食べてみてはいかがでしょうか?
まとめ
博多から五島へのフェリーをご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?快適な船の旅ができ、なおかつ往復1万円を切る嬉しいお値段。五島へ行く際は使わない手はないと思います。
フェリーから見える海や山々の景色を楽しめることも醍醐味の1つです。※五島行の時は夜なので、景色を楽しむのは博多行の時に限ります。
これから五島へ行くのであれば、ぜひ博多からフェリーを利用してみて下さい。