育児

イタリアの鼻洗浄液ってどんなもの?

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日本だと子どもが風邪をひき鼻が詰まったとき、専用の鼻吸い器を使い鼻水を吸引するのが一般的ですよね?

 

でも鼻水の吸引はなかなか難しいと感じるママも多いはず。私もそのうちの一人。娘が風邪をひいて鼻水を吸引しても、なかなか上手くできなくてヤキモキします。こどもは風邪を引いて機嫌が悪いと全然じっとしていてくれないので、さらに難しさも増しますよね。

 

私が現在暮らしているイタリアでは、日本式の鼻水吸引とは違った方法で鼻水を取り除きます。それが「鼻洗浄」。イタリアではかなり一般的で、誰でもスーパーマーケットや薬局で鼻洗浄液を購入することができるんです。

 

夫の妹が日本に来た際、鼻洗浄液が使われていないことにすごくびっくりしていました。子どもが風邪をひき鼻がつまっているのに、鼻水が固まってしまっていて吸引器でも取れない…日本でも鼻洗浄液を使えばいいのにと繰り返し言っていたのをよく覚えています。

 

それほどイタリアでは当たり前のように使われている鼻洗浄液。実際にどんなものか、どのように使用するのかご紹介します。

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鼻洗浄液ってどんなもの?

日本ではあまりなじみのない鼻洗浄液。鼻洗浄液に使われているのは、日本で言う生理食塩水です。生理食塩水って何?って思った方もいるかな。生理食塩水とは体液と同等の塩分濃度(0.9パーセント)の食塩水の事です。

 

実際に私が娘に使用している鼻洗浄液も食塩は0.9パーセント。(水1リットルに対し、食塩9グラムの割合とうことですね。)水は浄化したきれいなものが使われていると記載されています。

 

こちらが鼻洗浄液の写真。

小分けされて入っていて、そのまま鼻に入れて使用できるのでとっても便利。スーパーや薬局には他のブランドのものも色々売っています。

 

これは500mlの大きなサイズ。

こちらの場合、注射器(針がないもの)を使用して鼻洗浄を行います。

 

初めイタリアに来た際、使い方が分からずとまどいました。娘が風邪をひき病院へ行った際、お医者さんに実際に見せてもらい使用方法を学んだものです。

 

お医者さんから教わった使用方法はこんな感じ。今回は娘の愛用しているサルのココちゃんを使って説明しますね^^

 

1.バスタオルをひき、こどもを仰向けに寝かせる。

 

2.バスタオルで両腕をくるむ。

 

3.体を横向きにする。上にきている鼻の穴にスポイドを入れ、液をピュッと押し入れる。

右の肩が上に来ていたら、右の鼻の穴に液を入れるということですね。
※液を入れる時は、躊躇せずに一瞬で入れてくださいね。躊躇するとこどもが嫌がって動き暴れます。

 

4.すぐに子どもの体を起こす。

ここで子どもをすぐに起こさないと、液が喉や耳に行ってむせてしまいます。中耳炎の原因にもなると言われますので、必ずすぐに体を起こしてあげて下さいね。※入れた鼻洗浄液がすぐに垂れて出てくるのが理想的。

 

少しするとドロっとした鼻水や鼻くそが出てきます。ティッシュですぐに拭き取ってあげてください。出てこなかったら、鼻水が固まりすぎてるのかも。その時は様子を見て、もう一度液を入れてあげるといいかもしれませんね。

 

病院では、この鼻洗浄を一日4~5回は行うように言われます。鼻洗浄をすると菌も外にでていくとのこと。

 

鼻洗浄をする時、正直こどもは泣き暴れると思います。慣れるまでは私もすごく大変でした…。でも、子どもが泣くのは一瞬。嫌でもその一瞬を乗り越えてくれれば、息がしやすくなり、楽になってくれますよね。この鼻洗浄という方法、すごく優れた方法だと感じます。これからもっと日本でも普及されますように。

まとめ

イタリアで一般的な鼻洗浄液。どのようなもので、どのような使い方をするか分かっていただけたでしょうか?

 

この鼻洗浄液、私は前回日本に帰国する際、姪っ子にお土産で買って帰りました。当時4歳だった姪っ子が鼻が詰まって苦しくて寝れず、この鼻洗浄液を試したらしいです。彼女は4歳だったこともあり、泣かずに鼻洗浄をすることができました。楽になったのかぐっすり眠れたと言っていました。お礼を言われすごく嬉しい気持ちになったものです^^

 

日本では鼻洗浄液はまだまだ普及しておらず、手に入れるのが難しいのが難点ですね。もし身近でイタリアへ旅行へ行く人がいると、ぜひお願いすると良いですよ。「イタリアでお勧めのお土産」の中でもご紹介していますが、イタリアのスーパーで簡単に手に入ります。

 

日本でも生理食塩水を自分で作るという人もいるようなので、実際に作ってスポイトで試してみるのも一つの手かもしれないです。作る際はきれいな水で作り、清潔に保つように気を付けて下さい。

 

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