海外で暮らしても子どもには本をたくさん読んであげたい。
これがミラノで生活し始めた時に感じた私の思い。きっと海外で子育てをしている親御さんは、一度は私と同じような考え方を持ったことがあることと思います。
日本では図書館はすごく充実しています。子ども用の絵本がたくさん置いてあったり、地域によっては読み聞かせがあったり、紙芝居があったり。
それでは海外では?正直、海外で図書館を探すなら地元の人に聞くのが1番早いと思います。私もミラノで暮らし始め、色々な人に聞きまわりました。そして素敵な図書館を見つけたんです。
ミラノで暮らし、子ども用の図書館を探しているあなたの為に。今回はイタリア語の絵本を借りれるとっておきの場所をお教えします。
ミラノでお勧めの子ども向け図書館
ミラノでお勧めの図書館、その名も「BI ビー」。正確にはミラノ近郊のCormano-Cusano Milanino(コルマノ クザノ ミラニノ)駅のすぐ近くに位置しています。駅から歩いてすぐの場所にあり、シマシマの下の階段を登ればそこが図書館になっています。
この図書館は子ども専用の図書館で、0歳から小学生ぐらいまでの子ども向けの本がたくさん置いてあります。まさに子どもにとってはパラダイス!!絵本は基本イタリア語。日本語の本は係りの人が一冊紹介してくれましたが、絵本ではなかったかな。
初めて行ったときにはお祝いにとこんな可愛らしい絵本ももらいました^^
Dov’è il tuo nasino?( あなたのはなはどこ?)
この絵本では、かわいいクマさんがはなや目、お腹といった体の一部を指で指して教えてくれます。
これは耳の場所を教えてくれているところ。
私の娘もこの絵本が大好きでよく読んでいます。すると、1歳8か月になる現在、質問すると自分の頭、はな、口などを指さすことができるようになりました。絵本の力ってほんとすごいですね。
図書館内には子どもが靴を脱いで遊べるカーペットも用意されています。
なかなか日本のように子どもが遊べるサークルを見つけられないイタリア。このような子ども向けスペースはとてもありがたいです。
登録をすれば絵本を借りることもできるんですよ。赤ちゃん向けのかわいい絵本がいっぱい置いてあり、いつもどれを借りるか迷うぐらいです。
実際この前借りて良いなぁと思ったのがこの絵本。
1,2,3,VIA! (1.2.3出発!)
中身を見てみると、それぞれのページに小さな点でできた道があり、それを指でなぞりながら絵本を読み進めることができるしくみ。
ここでは飛行機の通り道が点線で描かれています。
こどもが指を一緒に動かしながら積極的に読み進めることができるこのアイデア。とっても素敵な絵本だなぁと思いました。
日本ではこどもが好きな音(ガタンゴトンやじゃあじゃあびりびり等)を使った絵本が多いですよね。イタリアでは、実際に子どもが指で触ることのできる絵本が多いような気がします。国によってまた違うんですね。
BIでは定期的に子ども向けのイベントが開催されます。先日、2016年生まれの子どもを対象に小さなFESTA(フェスタ)が行われました。フェスタとは小さなパーティーのことですね。
私の娘も2016年生まれだったので参加してきました。初めにお祝いのお話などがあり、その後は子ども達が遊べるスペースが用意されていました。図書館の上の階で行われたのですが、二つの保育園が小さい子が遊べるようなものを色々準備してくれていました。
私の娘は粘土(ねんど)に大興奮。
粘土以外にも松ぼっくりや貝がら、輪っかなど小さな子ども達が夢中になれるようなものがたくさん置いてありました。
さすが保育園!子どもたちが大好きなものを良く知っていますね。どんなものでこどもが遊ぶと良いのか、とても参考になりました。
あと、もしミラノで日本語の絵本を探しているようなら、ミラノの日本人会に入ると良いです(毎年会員費が必要)。私も会員なのですが、月に1~2度日本人学校にて絵本の貸し出しがある他、イベントがある際には日本の絵本や本を格安で手に入れることができます。
まとめ
今回はミラノで子ども用の絵本を借りることのできる図書館をご紹介してきましたが、参考にしていただけましたでしょうか?
「自分の子どもがのびのび生活できるような環境を与えてあげたい。」
「たくさんの絵本を読ませてあげたい。」
といった親心はどこの国で暮らしていても変わらないのではないでしょうか?
もし日本でもイタリアでもこんな絵本お勧めだよ!とかこんな場所子どもにいいよ!とご存知の方いたら、ぜひぜひ教えて下さい^^