前回の文法で規則動詞の1つ目-areについて学びました。規則動詞には大きく分けて3つあると述べましたが、今回は2つ目を学んでいきましょう。
今回学ぶのはこの動詞
-ere(第二変化動詞)。
早速詳しく見ていきましょう。
-ere動詞
-ere動詞とは文字通り-ereで終わる動詞のこと。
prendere(プレンデレ) 取る、乗り物に乗る
vedere(ヴェデーレ) 見る
chiedere(キエーデレ) 頼む、尋ねる
accendere(アチェンデレ) 火をつける、スイッチを入れる
perdere(ペールデレ) なくす、失う
などなどたくさんの動詞があてはまります。
この-ere(第二変化動詞)も-are(第一変化動詞)と同様、動詞の語尾だけ変化します。実際にprendere(取る、乗り物に乗る)の動詞の変化を見てみると…
io | prendo(プレンド) |
tu | prendi(プレンディ) |
lui/lei | prende(プレンデ) |
noi | prendiamo(プレンディアーモ) |
voi | prendete(プレンデ―テ) |
loro | prendono(プレンドノ) |
このような形になります。
この表を見てみると、前回勉強した-are動詞と何か似ていませんか?そうです、io, tu, noiの語尾変化は全く同じなんですね!!ということは、今回はlui/lei, voi, loroの場合の語尾変化さえ覚えればいいということ。ラッキー^^
では今回覚えたい3つの語尾変化を詳しく見てみましょう。
まずは、lui/leiの語尾変化を2つの文章を使用して説明していきます。
1.Lei ama la montagna.(レイ アーマ ラ モンターニャ)
彼女は山が好きです。
2.Lei prende il treno.(レイ プレンデ イル トレノ)
彼女は電車に乗ります。
1の文章が前回勉強した-are動詞。
2の文章が今回の-ere動詞。
違いは語尾のaとeですね。動詞の原型にaがつく場合は、語尾変化もaを使う。動詞の原型にeがつく場合は、語尾変化もeを使うということ。簡単ですよね?
voiの場合も同じです。
-are動詞では-ateと語尾変化するのに対し、-ere動詞では-eteと語尾変化します。
1.Voi amate la montagna.(ヴォイ アマ―テ ラ モンターニャ)
あなたたちは山が好きです。
2.Voi prendete il treno.(ヴォイ プレンデーテ イル トレノ)
あなたたちは電車に乗ります。
そしてloroの場合は次のようになります。
1.Loro amano la montagna.(ロロ アーマノ ラ モンターニャ)
彼女たちは山が好きです。
2.Loro prendono il treno.(ロロ プレンドノ イル トレノ)
彼女たちは電車に乗ります。
ここで注意!loroの場合、prendenoとはならずにprendonoとなるんです!これは全ての-ere動詞にあてはまるので気を付けて下さいね~。
それではいくつか練習してみましょう。
問題
次の3つの-ere動詞の活用をしてみて下さい。
1.scrivere(スクリーヴェレ)書く
2.leggere(レッジェレ)読む
3.rispondere(リスポンデレ)返答する
まずは答えを見ずに実際に自分でノートに書いてみて下さいね。
それでは答え合わせ。
1.scrivere
io | scrivo(スクリヴォ) |
tu | scrivi(スクリヴィ) |
lui/lei | scrive(スクリヴェ) |
noi | scriviamo(スクリヴィアーモ) |
voi | scrivete(スクリヴェ―テ) |
loro | scrivono(スクリヴォノ) |
2.leggere
io | leggo(レッゴ) |
tu | leggi(レッジ) |
lui/lei | legge(レッジェ) |
noi | leggiamo(レジァーモ) |
voi | leggete(レジェ―テ) |
loro | leggono(レッゴノ) |
※発音が少し複雑ですね。
GA-GO-GU ガ‐ゴ‐グ
GI-GE ジ‐ジェ
と発音するんでした。覚えてますか?
3.rispondere
io | rispondo(リスポンド) |
tu | rispondi(リスポンディ) |
lui/lei | risponde(リスポンデ) |
noi | rispondiamo(リスポンディアーモ) |
voi | rispondete(リスポンデーテ) |
loro | rispondono(リスポンドノ) |
問題なく活用できたでしょうか?それでは今回はここまでにしましょう。
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まとめ
今回は2つ目の規則動詞-ereについて勉強してきました。1つ目の規則動詞-areと同様覚えてしまえば、意外と簡単だったのではないでしょうか?
規則動詞の活用を覚えてしまうと、文章を作るのが本当に楽になるので、ここでしっかりと覚えてしまいましょうね。