ミラノに来たら是非とも試してほしいこと。
それは
アペリティーボ。
アペリティーボって何?と思ったあなた。そんなあなたの為にミラノっ子に大人気のアペリティーボとはどのようなものなのか今回は詳しくご紹介します。記事を読んだらぜひ試してみたいと思うこと間違いなしですよ。
アペリティーボって何?
イタリア人に大人気のAperitivo(アペリティーボ)。この言葉を直訳すると「食前酒」という意味になるのですが、イタリア人は食前酒と共に軽食を楽しむことをアペリティーボと呼んでいます。
今の季節のように暖かい時期になってくると、BARのテラス席でアペリティーボをしながらワイワイやっているイタリア人をよく見かけます。
発祥の地がミラノということもあり、アペリティーボはイタリア北部で良く見かけられます。種類は安くてシンプルなものから少し高価で豪華なものまで様々。
シンプルなものだと、飲み物を1つ頼むとポテトチップスやナッツ、オリーブオイルと言った軽食が一緒に運ばれてきます。写真は家の近くでのアペリティーボの様子。2人分飲み物を頼んだのですが、軽食と言っても結構な量の食べ物が運ばれてきていますね。
飲み物はプロセッコと呼ばれるスパークリングワイン。アペリティーボの定番の飲み物ですが、ほんのり甘くとても飲みやすいです。1杯3ユーロと値段もとても良心的。
アペリティーボでプロセッコと共にイタリア人にかなりの人気を誇る飲み物がスプリッツ。
写真奥がスプリッツなのですが、オレンジ色がとても鮮やかですよね。スプリッツの中身はプロセッコ、カンパリリキュール(アぺロールリキュールが使用されることもあります)、炭酸水。イタリア人の友人とアペリティーボに行くときは、ほとんどの人がこのスプリッツを頼むというほど大人気の飲み物です。
ミラノの中心に行くと少し値段は上がりますが、アペリティーボでビュッフェ形式の食事ができるところがたくさんあります。大抵値段は10~15ユーロ程ですが、かなりの種類の料理が並びます。
こちらは先日行ったミラノのとあるバーでのアペリティーボ。リゾットを使用したサラダ、ソーセージ、サラミ、フォカッチャ、チーズ、スパイシーチキン、パスタ等種類もとても豊富でした。
ビュッフェの中身はお店によって異なりますが、どのお店でもかなりの食べ物が並ぶ為、レストランで食事をする代わりに気軽にアペリティーボを楽しむという若者も多いです。
ミラノでビュッフェ形式のアペリティーボをする際ぜひともお勧めしたいのがナビリオ運河地区。以前「ミラノのお勧め料理~ミラノ風カツレツ~」の記事を記した際にも出てきたミラノ南西部にあたる地区なのですが、アペリティーボのできるお店が数多くひしめき合っています。
次の5つはイタリア人にも人気のアペリティーボができるお店なので要チェック!
・Maya
・Movida
・Ginger Cocktail Lab
・Manhattan
・Rita
インターネットで店名とNaviglioと入れると写真等も出てくるので、好きな場所を選ぶといいと思います。ビュッフェ形式のアペリティーボの場合、夜のみ営業というレストランやバーもあるので時間帯もしっかりとチェックしてくださいね。
まとめ
今回はミラノ発祥のアペリティーボについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
イタリアでは今週からサマータイムが始まったので、今までよりも日が長くなりました。(日本ではサマータイムはないので馴染みのない方が多いと思うのですが、サマータイムになると1時間時計を進めるんです。)
日も長くなり、暖かく過ごしやすい日々も増える。まさにアペリティーボを楽しむ季節です。ぜひミラノ(もしくはイタリア北部)にこれからの季節旅行することがある場合は、イタリア人同様アペリティーボを楽しんでみて下さい。