あなたは今までの人生の中で生ハムを食べたことがありますか?日本で生ハムを食べるとなると、けっこう良い値段しますよね。
私の今住んでいるイタリアで食べると、日本に比べて断然安くて美味しい生ハムを食べることができます。
生ハムはスーパーマーケットなどでも簡単に手に入るのですが、今回は食通の州としても知られるEmilia-Romagna(エミリア・ロマーニャ)州を訪れた際、地元の人にお勧めされて行った本場イタリアの生ハムを楽しめるレストランをご紹介します。
本場イタリアの生ハムを楽しもう
エミリア・ロマーニャ州は食通の州としても有名と言いましたが、イタリアのどの辺にあるかイメージできますか?地図でみると分かりやすいのですが、エミリア・ロマーニャはイタリア北部の州になります。
ちなみに私の住んでいるミラノはエミリア・ロマーニャよりさらに北部のLombardia(ロンバルディア)という州になります。
今回私が訪れたのは「Salsamenteria Storica e Verdiana Baratta」という名前のレストラン。長いですね。日本語に訳すと「歴史的そしてヴェルディのハムとソースを食するレストラン」と言った感じでしょうか?
お店の詳細はこちら↓
住所:Busseto Via Roma76
Tel:0524-91066
営業時間:火~木11:00-19:00、金~日11:00-24:00
定休日:月
総座席数が25席ほどと小さく、また人気店の為、予約していくことをお勧めします。私たちは12人(大人数ですね…)で行ったのですが、予約が取れたのは夕方4時でした。
店内に入るとすぐに素敵な雰囲気が伝わってきます。
真ん中にあるのはお店の名前にも使われている、音楽家のGiuseppe Verdi(ジュゼッペ・ヴェルディ)の銅像。ジュゼッペ・ヴェルディは19世紀に主にオペラを作曲した有名な音楽家で、このレストランのあるBusseto(ブッセート)という街が生まれ故郷。店内では彼の音楽が流れています。
早速料理を注文。まずは自家製のソースをパンにつけて頂きます。
左上:玉ねぎ
右上:唐辛子(中にアンチョビとケッパーが入っています)
左下:パセリのソース
右下:人参のソース
どれもパンにとても良く合います。これらの自家製ソースはお土産用にも売られているので、購入して帰ることもできますよ。
そしてメインのハムの盛り合わせ。
上:クラテッロ
下:プロシュートクルド
右:コッパ
Prosciutto crudo(プロシュートクルド)と呼ばれる生ハムはもちろん、Culatello(クラテッロ)と呼ばれるこの地域でとても有名な豚のおしりの肉や、Coppa(コッパ)と呼ばれる後頭部から首にかけての肉が頂けます。
上下:サラミ
左:パンチェッタ
右:モルタデッラ
他にも2種類のサラミや、Pancetta(パンチェッタ)と呼ばれる豚肉の塩漬けされた生ベーコンのようなもの、Mortadella(モルタデッラ)と呼ばれるボローニャ産ソーセージなども楽しめます。
せっかくなのでおかわりも注文。
なんだかピンク色が花のように美しい輝きを放っています。おかわりでは自分たちが好きだったものを自由にお願いすることができます。私たちは生ハム、サラミ、クラテッロを注文しました。
そして食後のデザート。
ケーキの盛り合わせにしたところ、4種類のケーキがきました。
左:チョコレートケーキ
真ん中左:チーズケーキ
真ん中右:リコッタチーズケーキ
右:レモンケーキ
特にチーズケーキがイタリア人の友人たちに大好評でした。
自家製ソース、ハムの盛り合わせ(おかわり含む)、デザート、水、ワインと全部合わせて一人当たり18ユーロだったので、お値段もとても良心的。そしてこれだけ質の良い生ハム(他の種類のハムもいっぱいありましたね)を食べれるとなったら、地元の人がお勧めする理由が良く分かるといった感じでした。
まとめ
今回は本場イタリアの生ハムを楽しもうということで、エミリア・ロマーニャ州のブッセートと言う街にあるお勧めのレストランを紹介させて頂きました。
ブッセートはミラノから車で1時間半ほどかかるのですが、ぜひこのレストランに訪れて本場イタリアの生ハムを試して欲しい!私もぜひまた訪れたいと思っています。
生ハムは日本に持って帰ることのできない食品です。もしイタリアに来る機会のある人は思う存分楽しんで帰って下さいね^^