イタリアでは様々な場所に美しい海が広がっています。 その中でもアドリア海と言う言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
アドリア海は地中海の海域の1つで、イタリア半島の東側に位置しています。実際にイタリアの地図を見てみると分かりやすいのですが、ローマのあるイタリア中央部右手の海がアドリア海ということになります。
夫の友人がこのアドリア海沿岸のabruzzo(アブルッツォ)という州の出身で、一緒に訪れる機会がありましたので、アブルッツォ州で実際に見た美しい景色の数々をご紹介させて頂きます。
アドリア海沿岸のアブルッツォ州を訪ねて
アドリア海沿岸の美しい景色を楽しめるアブルッツォ州。ミラノからは車で行くと7~8時間かかるので、今回は飛行機を使って移動しました。飛行機を使うと1時間弱でPescara(ペスカーラ)という街に到着します。そこから目的のTorino di Sangro(トリノ ディ サングロ)という街を目指します。
15人ほどの大人数での旅行だったため、レンタカー4台を借りて移動(15人で飛行機&レンタカー移動って修学旅行並みの人数ですよね笑)。ペスカーラからトリノ ディ サングロまでは車で1時間ほど。
今回はアドリア海沿岸の美しい海を間近で楽しむ為、Trabocco(トラボッコ)と呼ばれる漁師が利用していた海の上にたたずむ小屋を貸し切って昼食を取ります。
海のエメラルドグリーンと空のブルーが交差してなんとも言えない美しい景色が広がります。
誕生日が近い人が多かったということで…アブルッツォ出身の友人がこんな可愛らしい誕生日ケーキを準備していました。ケーキの絵の中にトラボッコが描かれているの分かりますか?なんともおしゃれなケーキで食べるのがもったいなかった。
昼食後はそれぞれ日向ぼっこしたり音楽を聞いたりしながらまったりと過ごします。波の音だけが響き、とても心を癒してくれます。瞑想をしている人なんかもいました。
日が沈んできたときの海のパノラマもなんとも美しい。地平線の上のうっすらピンク色に染まる空がまた良い感じ。
着いた時と同じ場所で撮った写真も、空の色が変わるとまた違った印象に。飛行機雲が交差しているのが分かりますか?
2日目にはGole di San Martino(ゴレ ディ サン マルティノ)と呼ばれる峡谷へ。途中でこんな美しい池を発見。なんだかハイジの世界にいるような景色でした。
水も透き通っていてとてもきれい。
さらに歩いて行き、巨大な岩の側を進んでいきます。
すると、美しいV字の峡谷が目の前に広がります。
私が以前働いたことのあるオーストラリアのウルル(エアーズロック)とカタジュタを思い出させるような壮大な岩の景色でした。
美しい峡谷を楽しんだ後は、車で移動し、アドリア海の眺めを高台から楽しみます。
海を眺めていると地球は丸いんだなぁと改めて実感させられます。
美しいアドリア海沿岸の景色を思う存分楽しんだところでミラノへ帰宅。ミラノには海がないので、普段の生活では感じることができないような空気感や景色を垣間見ることができ、とても心に残る旅行となりました。
まとめ
今回は「アドリア海沿岸のアブルッツォ州を訪ねて」ということでアブルッツォ州にある街トリノ ディ サングロの様々な美しい景色をご紹介してきました。
イタリアは国の一部が海に面している半島の国。その為、日本同様美しい海がたくさん広がっています。日本でもイタリアでも、私は壮大な海を眺めたり波の音を聞いたりしながらボーっとするのが大好きです。心を空っぽにすることができ、とてもリフレッシュできるんです。
あなたはどうですか?海は好きですか?最近行っていないなと言う人は少し足のばし海へ行き、リラックスしてみてはいかがでしょうか?